「国を愛する」をどう中学生に考えさせるか、迷っていませんか。この記事では、王さんの言葉の奥にいる、見落とされがちな「父」の存在に目を向けて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『国』(中学2年・道徳/国際理解、国際貢献)
- あらすじ:王貞治さんは世界記録を打ち立て、国民栄誉賞を受けたときも中国国籍のままでした。記者の質問に、選挙権がないことをさりげなく語ります。それでも中国にも日本にも熱い思いがこみ上げると語り、その生き方を父から学んだといいます。
- ねらい:国を愛する=国籍をもつこと → 国とどう関わりどう生きるか。国を愛する心は国籍の形だけでなく、世界の中でどう生きるかに表れる
- おすすめの発問:王さんは父の生き方から、何を学んだのだろう?
- 板書:左「国籍か、関わり方か」・中央「国籍⇔どう生きるか」・右「国際理解と他国尊重」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
国のあらすじ(どんなお話?)

王貞治さんは世界記録を打ち立て、国民栄誉賞を受けたときも中国国籍のままでした。記者の質問に、選挙権がないことをさりげなく語ります。それでも中国にも日本にも熱い思いがこみ上げると語り、その生き方を父から学んだといいます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「国を愛する=国籍をもつこと」と考えがちです。授業の後は、他国や異なる立場を尊重しながら、世界の中の一人としてどう生きるかを考えられることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、王さんの立派さをたたえて終わりがちです。父の生き方に目を向けると、国を愛する気持ちは国籍で決まるものではない、という王さんの考えの根っこが見えてきます。
4コマで見る「レオの地図」

国籍だけで人を見ると、その人の大切なものが見えなくなります。ルーツのちがう友だちとの関わりから、国際理解を身近に考えられるようにしました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に中心発問、中央に「国籍という形」と「国とどう関わり、どう生きるか」の対比、右に国際理解と他国の尊重のまとめを置きます。発問の順番や終末の書かせ方はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「国」【国際理解、国際貢献】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 国を愛する心は、国籍だけでは決まらない
- 王さんの父の生き方に目を向けて問う
- 世界の中の一人としてどう生きるか
『国』のよくある質問
Q. 『国』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際貢献」です。
Q. 『国』のあらすじは?
A. 王貞治さんは世界記録を打ち立て、国民栄誉賞を受けたときも中国国籍のままでした。記者の質問に、選挙権がないことをさりげなく語ります。それでも中国にも日本にも熱い思いがこみ上げると語り、その生き方を父から学んだといいます。
Q. 『国』の授業のねらいは?
A. 国を愛する=国籍をもつことという考えから、国とどう関わりどう生きるかという考えへ深めることです。授業の前は「国を愛する=国籍をもつこと」と考えがちです。授業の後は、他国や異なる立場を尊重しながら、世界の中の一人としてどう生きるかを考えられることがゴールです。
Q. 『国』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「王さんは父の生き方から、何を学んだのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、王さんの立派さをたたえて終わりがちです。父の生き方に目を向けると、国を愛する気持ちは国籍で決まるものではない、という王さんの考えの根っこが見えてきます。
Q. 『国』の板書計画は?
A. 板書は、左に中心発問、中央に「国籍という形」と「国とどう関わり、どう生きるか」の対比、右に国際理解と他国の尊重のまとめを置きます。発問の順番や終末の書かせ方はnoteで紹介しています。












