命の教材が「かわいそう」で終わってしまう、と悩んでいませんか。この記事では、資料の「数字」と「一匹の物語」をくらべる視点で、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『動物の命 ──私たちにできること』(中学1年・道徳/生命の尊さ)
- あらすじ:教材は三つの資料でできています。犬や猫を手放す理由、全国の引き取り数と殺処分数、そして保護犬チャロルを救った信沢さんの活動です。チャロルが新しい飼い主に出会う一方、助けられなかった命があることも語られます。
- ねらい:命は大切=かわいそうと思う → 全部救えなくても一つの命に向き合う。すべてを救えなくても、目の前の一つの命に本気で向き合う意味がある
- おすすめの発問:数字で見る命と一匹の命、何がちがって見えるだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
動物の命 ──私たちにできることのあらすじ(どんなお話?)

教材は三つの資料でできています。犬や猫を手放す理由、全国の引き取り数と殺処分数、そして保護犬チャロルを救った信沢さんの活動です。チャロルが新しい飼い主に出会う一方、助けられなかった命があることも語られます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「かわいそう」「動物を大切に」という気持ちの表明で止まりがちです。授業の後は、全部は救えない現実の中でも、一つの命に向き合う意味を考えられることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

資料ごとに感想を聞くと、「かわいそう」で止まりがちです。数字と一匹の物語をくらべると、数字の向こうにある一つ一つの命に、生徒の目が向きはじめます。
4コマで見る「教室の金魚」

「たくさんいる」と思うと、一匹一匹への目が弱くなりがちです。目の前の一匹に気づいたとき、命を軽く扱わない姿勢が生まれます。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に命の重さの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「動物の命 ──私たちにできること」【生命の尊さ】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 数字と一匹の物語をくらべて読む
- 全部救えなくても一つの命に向き合う
- 「かわいそう」で終わらせない
『動物の命 ──私たちにできること』のよくある質問
Q. 『動物の命 ──私たちにできること』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「生命の尊さ」です。
Q. 『動物の命 ──私たちにできること』のあらすじは?
A. 教材は三つの資料でできています。犬や猫を手放す理由、全国の引き取り数と殺処分数、そして保護犬チャロルを救った信沢さんの活動です。チャロルが新しい飼い主に出会う一方、助けられなかった命があることも語られます。
Q. 『動物の命 ──私たちにできること』の授業のねらいは?
A. 命は大切=かわいそうと思うという考えから、全部救えなくても一つの命に向き合うという考えへ深めることです。授業の前は「かわいそう」「動物を大切に」という気持ちの表明で止まりがちです。授業の後は、全部は救えない現実の中でも、一つの命に向き合う意味を考えられることがゴールです。
Q. 『動物の命 ──私たちにできること』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「数字で見る命と一匹の命、何がちがって見えるだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。資料ごとに感想を聞くと、「かわいそう」で止まりがちです。数字と一匹の物語をくらべると、数字の向こうにある一つ一つの命に、生徒の目が向きはじめます。
Q. 『動物の命 ──私たちにできること』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に命の重さの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












