「サムが悪い、ピエロがやさしい」で授業が終わってしまうことはありませんか。この記事では、見落とされがちな団員たちの目線から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ブランコ乗りとピエロ』(小学5年・道徳/相互理解、寛容)
- あらすじ:空中ブランコのサムは、大王の前で一人目立ち、時間をのばしてしまいます。控え室の団員に笑顔はありません。それでもピエロは、サムのがんばりを認めたうえで思いを伝え、一か月後の控え室は笑い声に包まれました。
- ねらい:サムが悪い、ピエロがやさしい → 同じ思いを見つけてわかり合う。目に見える言動の奥にある、相手と同じ願いに気づくと理解が深まる
- おすすめの発問:団員たちは、二人のことをどう見ていたのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ブランコ乗りとピエロのあらすじ(どんなお話?)

空中ブランコのサムは、大王の前で一人目立ち、時間をのばしてしまいます。控え室の団員に笑顔はありません。それでもピエロは、サムのがんばりを認めたうえで思いを伝え、一か月後の控え室は笑い声に包まれました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「サムが悪く、ピエロがやさしい」という見方です。授業の後は、二人に共通していた願いに気づくと、相手を深く理解できると知ることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、反省やゆるしの話で終わりがちです。団員の目線で問うと、二人の理解が周りに認められるまでの難しさまで、子どもが考えはじめます。
4コマで見る「合唱の練習で」

目立つ行動だけを見ると、相手を誤解してしまうことがあります。奥にある同じ願いがわかると、まわりも受け入れやすくなります。団員の目線を、合唱の練習に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に相互理解の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 見落とされがちな団員の目線で深まる
- 相手の言動の奥にある思いを推し量る
- 同じ願いに気づくと、わかり合える
『ブランコ乗りとピエロ』のよくある質問
Q. 『ブランコ乗りとピエロ』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「相互理解、寛容」です。
Q. 『ブランコ乗りとピエロ』のあらすじは?
A. 空中ブランコのサムは、大王の前で一人目立ち、時間をのばしてしまいます。控え室の団員に笑顔はありません。それでもピエロは、サムのがんばりを認めたうえで思いを伝え、一か月後の控え室は笑い声に包まれました。
Q. 『ブランコ乗りとピエロ』の授業のねらいは?
A. サムが悪い、ピエロがやさしいという考えから、同じ思いを見つけてわかり合うという考えへ深めることです。授業の前は「サムが悪く、ピエロがやさしい」という見方です。授業の後は、二人に共通していた願いに気づくと、相手を深く理解できると知ることがゴールです。
Q. 『ブランコ乗りとピエロ』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「団員たちは、二人のことをどう見ていたのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、反省やゆるしの話で終わりがちです。団員の目線で問うと、二人の理解が周りに認められるまでの難しさまで、子どもが考えはじめます。
Q. 『ブランコ乗りとピエロ』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に相互理解の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












