命の授業が「命を大切に」というきれいごとで終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、題名の「望んだこと」ということばを手がかりに、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『レイ之助が望んだこと』(中学1年・道徳/生命の尊さ)
- あらすじ:由実さんは、子どものようにかわいがった愛犬レイ之助を十六歳で見送りました。病気で歩けなくなってから、家族で話し合って治療を続けましたが、今も「彼の尊厳を保てたのか」と問い続けています。
- ねらい:命を大切に=長く生かすこと → 相手を思い問い続けることも尊重。答えの出ない問いを抱えて、いのちに誠実に向き合い続ける
- おすすめの発問:「望んだこと」は、だれにわかるのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
レイ之助が望んだことのあらすじ(どんなお話?)

由実さんは、子どものようにかわいがった愛犬レイ之助を十六歳で見送りました。病気で歩けなくなってから、家族で話し合って治療を続けましたが、今も「彼の尊厳を保てたのか」と問い続けています。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「命を大切にする=長生きさせる」という見方です。授業の後は、相手の意思や尊厳にも目を向け、答えの出ない問いを持ち続けることも命を尊ぶ姿だと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、悲しみの読み取りで終わりがちです。題名のことばに立ち止まると、相手の意思を確かめられない難しさと、それでも向き合う姿勢に目が向きます。
4コマで見る「メダカの世話」

よかれと思ってしたことが、相手にとってよいとは限りません。「相手はどうしてほしいのか」と考え続けることが、いのちを大切にする第一歩です。
板書計画は3つのエリア

左に生徒のいまの考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。命の「終わり」と「つながり」を整理する板書の全体は、note でくわしく紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「レイ之助が望んだこと」【生命の尊さ】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「命を大切に」のきれいごとで終わらせない
- 題名の「望んだこと」から問う
- 問い続けることも、命を尊ぶこと
『レイ之助が望んだこと』のよくある質問
Q. 『レイ之助が望んだこと』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「生命の尊さ」です。
Q. 『レイ之助が望んだこと』のあらすじは?
A. 由実さんは、子どものようにかわいがった愛犬レイ之助を十六歳で見送りました。病気で歩けなくなってから、家族で話し合って治療を続けましたが、今も「彼の尊厳を保てたのか」と問い続けています。
Q. 『レイ之助が望んだこと』の授業のねらいは?
A. 命を大切に=長く生かすことという考えから、相手を思い問い続けることも尊重という考えへ深めることです。授業の前は「命を大切にする=長生きさせる」という見方です。授業の後は、相手の意思や尊厳にも目を向け、答えの出ない問いを持ち続けることも命を尊ぶ姿だと気づくことがゴールです。
Q. 『レイ之助が望んだこと』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「望んだこと」は、だれにわかるのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、悲しみの読み取りで終わりがちです。題名のことばに立ち止まると、相手の意思を確かめられない難しさと、それでも向き合う姿勢に目が向きます。
Q. 『レイ之助が望んだこと』の板書計画は?
A. 左に生徒のいまの考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。命の「終わり」と「つながり」を整理する板書の全体は、note でくわしく紹介しています。












