生命の授業が「命は大切です」をなぞるだけで終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、赤ちゃんを見ていた「ぼく」の目が自分へ向く、お話の前と後の変化を手がかりに、授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『だっこしながら』(小学2年・道徳/生命の尊さ)
- あらすじ:「ぼく」は、生まれて三か月のいとこの赤ちゃんをだっこし、あたたかさや小さな手を感じます。おかあさんは、「ぼく」が生まれたとき家族みんなが集まったことを話します。「ぼく」は自分の命のことを考えます。
- ねらい:命は大切=ことばで知っている → ぼくの命も喜ばれてきた大切な命。赤ちゃんのぬくもりから、自分の命のかけがえなさに気づく
- おすすめの発問:だっこの前と後で「ぼく」の見る先はどこへ?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
だっこしながらのあらすじ(どんなお話?)

「ぼく」は、生まれて三か月のいとこの赤ちゃんをだっこし、あたたかさや小さな手を感じます。おかあさんは、「ぼく」が生まれたとき家族みんなが集まったことを話します。「ぼく」は自分の命のことを考えます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「命は大切」とことばで知っている段階です。授業の後は、自分の命も喜ばれ大切にされてきたと気づき、命を大切にしたいと思えることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「かわいい」で止まりがちです。だっこの前と後で見る先が変わったことに目を向けると、赤ちゃんの命と自分の命のつながりを、子どもが考えはじめます。
4コマで見る「メダカの子」

小さな命は、見ているだけだと「かわいい」で終わりがちです。その命が動いていると感じたとき、目が自分の命にも向きます。お話の前と後の変化を、教室の水そうに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に生命の尊さの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 2年『だっこしながら』【生命の尊さ】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- だっこの前と後で、見る先が自分へ変わる
- 自分の命も、喜ばれてきた大切な命
- 「かわいい」で止めず、変化を問う
『だっこしながら』のよくある質問
Q. 『だっこしながら』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学2年の道徳の教材で、内容項目は「生命の尊さ」です。
Q. 『だっこしながら』のあらすじは?
A. 「ぼく」は、生まれて三か月のいとこの赤ちゃんをだっこし、あたたかさや小さな手を感じます。おかあさんは、「ぼく」が生まれたとき家族みんなが集まったことを話します。「ぼく」は自分の命のことを考えます。
Q. 『だっこしながら』の授業のねらいは?
A. 命は大切=ことばで知っているという考えから、ぼくの命も喜ばれてきた大切な命という考えへ深めることです。授業の前は「命は大切」とことばで知っている段階です。授業の後は、自分の命も喜ばれ大切にされてきたと気づき、命を大切にしたいと思えることがゴールです。
Q. 『だっこしながら』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「だっこの前と後で「ぼく」の見る先はどこへ?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「かわいい」で止まりがちです。だっこの前と後で見る先が変わったことに目を向けると、赤ちゃんの命と自分の命のつながりを、子どもが考えはじめます。
Q. 『だっこしながら』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に生命の尊さの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












