きまりの授業で、方策ばかりが出て深まらない、となやんでいませんか。この記事では、「どうすればよかった?」と聞くよくある失敗を避ける切り口で、教材の場面と授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『缶コーヒー』(中学3年・道徳/遵法精神、公徳心)
- あらすじ:電車の中で、ある女性が缶コーヒーを不安定な場所に置き、イヤホンをしながらパンを食べています。その様子を「私」が見つめる視点で描かれた、日常のありふれた一場面です。
- ねらい:きまり=注意されるから守る → きまりはみんなが気持ちよく過ごすため。自分の行動のその先を想像する力が、きまりを守る心の土台になる
- おすすめの発問:こぼれた缶コーヒーは、だれの一日を変える?
- 板書:左「公徳心とは?」・中央「なぜこぼしてはだめ?」・右「公徳心=想像力」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
缶コーヒーのあらすじ(どんなお話?)

電車の中で、ある女性が缶コーヒーを不安定な場所に置き、イヤホンをしながらパンを食べています。その様子を「私」が見つめる視点で描かれた、日常のありふれた一場面です。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「きまりは注意されるから守る」という考えです。授業の後は、自分や他者のその後を想像することで、きまりの意義を自分の言葉で語れることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

よくある失敗は「女性はどうすればよかった?」と聞いて、方策ばかりが並ぶことです。こぼれた後を想像させる問いにすると、きまりがだれのためにあるのかを、生徒が考えはじめます。
4コマで見る「机のはしっこ」

注意されると、つい「大丈夫」と返したくなります。でも、その先に起こることを自分で想像できると、行動は自然に変わります。缶コーヒーの場面を、教室の水筒に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に公徳心の意味と女性・「私」の立場、中央に「なぜこぼしてはいけない?」から広がる意見、右に「公徳心=想像力」のまとめを置きます。くわしい板書計画はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「缶コーヒー」【遵法精神、公徳心】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 方策探しで終わる発問に気をつける
- きまりの意義は想像力から見えてくる
- 自分も他人も気持ちよく過ごすためのきまり
『缶コーヒー』のよくある質問
Q. 『缶コーヒー』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「遵法精神、公徳心」です。
Q. 『缶コーヒー』のあらすじは?
A. 電車の中で、ある女性が缶コーヒーを不安定な場所に置き、イヤホンをしながらパンを食べています。その様子を「私」が見つめる視点で描かれた、日常のありふれた一場面です。
Q. 『缶コーヒー』の授業のねらいは?
A. きまり=注意されるから守るという考えから、きまりはみんなが気持ちよく過ごすためという考えへ深めることです。授業の前は「きまりは注意されるから守る」という考えです。授業の後は、自分や他者のその後を想像することで、きまりの意義を自分の言葉で語れることがゴールです。
Q. 『缶コーヒー』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「こぼれた缶コーヒーは、だれの一日を変える?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。よくある失敗は「女性はどうすればよかった?」と聞いて、方策ばかりが並ぶことです。こぼれた後を想像させる問いにすると、きまりがだれのためにあるのかを、生徒が考えはじめます。
Q. 『缶コーヒー』の板書計画は?
A. 板書は、左に公徳心の意味と女性・「私」の立場、中央に「なぜこぼしてはいけない?」から広がる意見、右に「公徳心=想像力」のまとめを置きます。くわしい板書計画はnoteで紹介しています。












