「和食のこころ」が「和食はすばらしい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もし受け継ぐ人がいなければ」と考えながら、村田さんの危機感と授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『和食のこころ』(中学2年・道徳/我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度)
- あらすじ:料理人の村田さんは、和食のユネスコ無形文化遺産登録に力をつくしました。しかし登録は、大切な文化がなくなる危機の裏返しでもあると語ります。一汁三菜や旬の素材、家庭のだしなど、和食は暮らしに根ざした「こころ」だと訴えます。
- ねらい:伝統=放っておいても続く → 伝統は受け継ぐ人がいて初めて続く。和食は料理の技術ではなく、人をもてなす心。受け継ぐ人がいて続く
- おすすめの発問:もし受け継ぐ人がいなければ、和食はどうなる?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
和食のこころのあらすじ(どんなお話?)

料理人の村田さんは、和食のユネスコ無形文化遺産登録に力をつくしました。しかし登録は、大切な文化がなくなる危機の裏返しでもあると語ります。一汁三菜や旬の素材、家庭のだしなど、和食は暮らしに根ざした「こころ」だと訴えます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「伝統は放っておいても続く」と考えがちです。授業の後は、伝統は受け継ぐ人がいて初めて続くと気づき、和食を自分の食卓に息づくものとして引き寄せることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、和食のよさをなぞって終わりがちです。「もし」を入れると、登録という栄誉の裏にある危機感と、受け継ぐ人の大切さが見えてきます。
4コマで見る「みそしるの朝」

伝統は、遠い文化ではなく自分の食卓にあります。受け継ぐのはだれか、という問いを家庭の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「和食」から思いうかぶいまの考え、中央に世界に認められた和食がなぜ危機にあるのかの話し合い、右に伝統を受け継ぐことのとらえ直しを置きます。展開はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「和食のこころ」【我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 登録という栄誉の裏に、なくなる危機がある
- 「もし」で受け継ぐ人の大切さを問う
- 和食は料理の技術ではなく、もてなす心
『和食のこころ』のよくある質問
Q. 『和食のこころ』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度」です。
Q. 『和食のこころ』のあらすじは?
A. 料理人の村田さんは、和食のユネスコ無形文化遺産登録に力をつくしました。しかし登録は、大切な文化がなくなる危機の裏返しでもあると語ります。一汁三菜や旬の素材、家庭のだしなど、和食は暮らしに根ざした「こころ」だと訴えます。
Q. 『和食のこころ』の授業のねらいは?
A. 伝統=放っておいても続くという考えから、伝統は受け継ぐ人がいて初めて続くという考えへ深めることです。授業の前は「伝統は放っておいても続く」と考えがちです。授業の後は、伝統は受け継ぐ人がいて初めて続くと気づき、和食を自分の食卓に息づくものとして引き寄せることがゴールです。
Q. 『和食のこころ』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし受け継ぐ人がいなければ、和食はどうなる?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、和食のよさをなぞって終わりがちです。「もし」を入れると、登録という栄誉の裏にある危機感と、受け継ぐ人の大切さが見えてきます。
Q. 『和食のこころ』の板書計画は?
A. 板書は、左に「和食」から思いうかぶいまの考え、中央に世界に認められた和食がなぜ危機にあるのかの話し合い、右に伝統を受け継ぐことのとらえ直しを置きます。展開はnoteで紹介しています。












