伝記の授業が偉人のすごさをなぞるだけで終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、万次郎を助けた船長ウィリアムという見落とされがちな人物に目を向け、国をこえた信頼が育つ流れを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『アメリカとの出会い ジョン万次郎のぼうけん』(小学4年・道徳/国際理解、国際親善)
- あらすじ:十四さいで漁に出た万次郎は、あらしで無人島に流れ着き、アメリカの船に助けられます。英語を覚え、仕事にはげむ万次郎に感心した船長ウィリアムは、アメリカで学ばせました。のちに二人は再会し、万次郎は心からお礼を言います。
- ねらい:外国の人=言葉が通じない人 → 知ろうとする心が国をこえた信頼になる。相手の文化に近づく心と、それにこたえる心が、つながりを育てる
- おすすめの発問:ウィリアムは、万次郎の何に心を動かされた?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
アメリカとの出会い ジョン万次郎のぼうけんのあらすじ(どんなお話?)

十四さいで漁に出た万次郎は、あらしで無人島に流れ着き、アメリカの船に助けられます。英語を覚え、仕事にはげむ万次郎に感心した船長ウィリアムは、アメリカで学ばせました。のちに二人は再会し、万次郎は心からお礼を言います。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「言葉が通じないと仲良くなれない」という考えです。授業の後は、相手を知ろうと近づく心と、それにこたえる心がそろって、国をこえた信頼が育つと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

万次郎の場面ごとに聞くと、「すごい人」で終わりがちです。ウィリアムの側から見ると、つながりが一方通行でなく、おたがいの心が長い時間をかけて信頼を育てたことが見えてきます。
4コマで見る「転校生」

言葉が通じないと、話しかけるのをためらいます。相手のことばや文化を知ろうとする一歩に、相手がこたえてくれると、つながりが生まれます。万次郎とウィリアムの関係を、教室に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国をこえた信頼をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。板書の全体と発問の流れは、noteでくわしく紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 4年『アメリカとの出会い ジョン万次郎のぼうけん』【国際理解、国際親善】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 万次郎は、英語を覚え仕事にはげんだ
- ウィリアムは、そのかしこさとやる気に感心した
- おたがいの心が、国をこえた信頼を育てる
『アメリカとの出会い ジョン万次郎のぼうけん』のよくある質問
Q. 『アメリカとの出会い ジョン万次郎のぼうけん』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学4年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際親善」です。
Q. 『アメリカとの出会い ジョン万次郎のぼうけん』のあらすじは?
A. 十四さいで漁に出た万次郎は、あらしで無人島に流れ着き、アメリカの船に助けられます。英語を覚え、仕事にはげむ万次郎に感心した船長ウィリアムは、アメリカで学ばせました。のちに二人は再会し、万次郎は心からお礼を言います。
Q. 『アメリカとの出会い ジョン万次郎のぼうけん』の授業のねらいは?
A. 外国の人=言葉が通じない人という考えから、知ろうとする心が国をこえた信頼になるという考えへ深めることです。授業の前は「言葉が通じないと仲良くなれない」という考えです。授業の後は、相手を知ろうと近づく心と、それにこたえる心がそろって、国をこえた信頼が育つと気づくことがゴールです。
Q. 『アメリカとの出会い ジョン万次郎のぼうけん』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「ウィリアムは、万次郎の何に心を動かされた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。万次郎の場面ごとに聞くと、「すごい人」で終わりがちです。ウィリアムの側から見ると、つながりが一方通行でなく、おたがいの心が長い時間をかけて信頼を育てたことが見えてきます。
Q. 『アメリカとの出会い ジョン万次郎のぼうけん』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に国をこえた信頼をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。板書の全体と発問の流れは、noteでくわしく紹介しています。












