親切の授業が「親切にするといい気持ち」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、断られた服やパンと、受け取ってもらえた歌をくらべて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『フローレンス・ナイチンゲール物語』(小学3年・道徳/親切、思いやり)
- あらすじ:子どものころのフローレンスは、病気の人の家に服や食べ物を配っていました。ところがキースさんには「早く帰ってくれ」と断られます。キースさんがよろこぶことを考え続けたフローレンスは、次の日曜日、心をこめて歌を歌いました。
- ねらい:親切=物をあげること → 親切は 相手の身になって考えること。自分がしたいことより、その人にとって何がうれしいかを考える
- おすすめの発問:服やパンと歌とでは、何がちがったのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
フローレンス・ナイチンゲール物語のあらすじ(どんなお話?)

子どものころのフローレンスは、病気の人の家に服や食べ物を配っていました。ところがキースさんには「早く帰ってくれ」と断られます。キースさんがよろこぶことを考え続けたフローレンスは、次の日曜日、心をこめて歌を歌いました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「物をあげれば親切」と考えがちです。授業の後は、相手の身になって、その人にとって何がうれしいのかを考えることが思いやりだと気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、気持ちが行ったり来たりするだけで終わりがちです。断られた物と届いた歌をくらべると、親切の中身がどう変わったかを子どもが考えはじめます。
4コマで見る「とどく親切」

親切を断られると、「せっかくしたのに」と思いがちです。相手のことを考え直したとき、物ではない親切が届く場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に思いやりをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 3年『フローレンス・ナイチンゲール物語』【親切、思いやり】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 服やパンと歌をくらべると親切の中身が見える
- 思いやりは、相手の身になって考えること
- 場面発問より、二つをくらべて全体を問う
『フローレンス・ナイチンゲール物語』のよくある質問
Q. 『フローレンス・ナイチンゲール物語』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学3年の道徳の教材で、内容項目は「親切、思いやり」です。
Q. 『フローレンス・ナイチンゲール物語』のあらすじは?
A. 子どものころのフローレンスは、病気の人の家に服や食べ物を配っていました。ところがキースさんには「早く帰ってくれ」と断られます。キースさんがよろこぶことを考え続けたフローレンスは、次の日曜日、心をこめて歌を歌いました。
Q. 『フローレンス・ナイチンゲール物語』の授業のねらいは?
A. 親切=物をあげることという考えから、親切は 相手の身になって考えることという考えへ深めることです。授業の前は「物をあげれば親切」と考えがちです。授業の後は、相手の身になって、その人にとって何がうれしいのかを考えることが思いやりだと気づくことがゴールです。
Q. 『フローレンス・ナイチンゲール物語』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「服やパンと歌とでは、何がちがったのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、気持ちが行ったり来たりするだけで終わりがちです。断られた物と届いた歌をくらべると、親切の中身がどう変わったかを子どもが考えはじめます。
Q. 『フローレンス・ナイチンゲール物語』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に思いやりをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












