「お金は大切に」「むだづかいはやめよう」で終わる節度の授業に、なやんでいませんか。この記事では、見落とされがちなホームステイ先の老夫婦に目を向けて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『留学で考えさせられたお金』(中学2年・道徳/節度、節制)
- あらすじ:おこづかいをあたりまえに使っていた「私」は、三週間の留学で、家族が多額のお金を出してくれたことに気づきます。節約して暮らす老夫婦の家で働く大変さを知り、欲しいものを買う気になれず、百ドルを残して帰国します。
- ねらい:お金を大切に=使わないこと → お金は労働の結晶いきた使い方をする。お金の重みを知ると、本当に大切なもののために使えるようになる
- おすすめの発問:節約して暮らす老夫婦は、「私」に何を見せた?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
留学で考えさせられたお金のあらすじ(どんなお話?)

おこづかいをあたりまえに使っていた「私」は、三週間の留学で、家族が多額のお金を出してくれたことに気づきます。節約して暮らす老夫婦の家で働く大変さを知り、欲しいものを買う気になれず、百ドルを残して帰国します。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「節約=がまん」「使わない=正しい」と考えがちです。授業の後は、お金を労働の結晶ととらえ、大切なもののために使う「いきたお金の使い方」を考えられることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「むだづかいはだめ」という反省で終わりがちです。老夫婦の暮らしに目を向けると、お金で買えないものと、いきたお金の使い方を、生徒がお話全体から考えはじめます。
4コマで見る「おこづかい」

お金のうしろにある、だれかの働きに気づくと、使い方が変わります。お話の「いきたお金」を、家のおこづかいの場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「おこづかいを何に使う?」という生徒のいまの考え、中央に百ドルを残した理由の話し合い、右に「いきたお金の使い方」をとらえ直すことばを置きます。くわしい板書はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「留学で考えさせられたお金」【節度、節制】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 老夫婦の暮らしがお話を読むカギになる
- お金は労働の結晶、大切なものに使う
- 反省させず、お金で買えないものを問う
『留学で考えさせられたお金』のよくある質問
Q. 『留学で考えさせられたお金』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「節度、節制」です。
Q. 『留学で考えさせられたお金』のあらすじは?
A. おこづかいをあたりまえに使っていた「私」は、三週間の留学で、家族が多額のお金を出してくれたことに気づきます。節約して暮らす老夫婦の家で働く大変さを知り、欲しいものを買う気になれず、百ドルを残して帰国します。
Q. 『留学で考えさせられたお金』の授業のねらいは?
A. お金を大切に=使わないことという考えから、お金は労働の結晶いきた使い方をするという考えへ深めることです。授業の前は「節約=がまん」「使わない=正しい」と考えがちです。授業の後は、お金を労働の結晶ととらえ、大切なもののために使う「いきたお金の使い方」を考えられることがゴールです。
Q. 『留学で考えさせられたお金』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「節約して暮らす老夫婦は、「私」に何を見せた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「むだづかいはだめ」という反省で終わりがちです。老夫婦の暮らしに目を向けると、お金で買えないものと、いきたお金の使い方を、生徒がお話全体から考えはじめます。
Q. 『留学で考えさせられたお金』の板書計画は?
A. 板書は、左に「おこづかいを何に使う?」という生徒のいまの考え、中央に百ドルを残した理由の話し合い、右に「いきたお金の使い方」をとらえ直すことばを置きます。くわしい板書はnoteで紹介しています。












