防災の授業が「訓練をまじめにやろう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、学級経営につなげる切り口で、田老一中のお話と授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『田老の生徒が伝えたもの』(中学2年・道徳/節度、節制)
- あらすじ:震災の日、田老第一中学校の生徒たちは訓練どおり四分で校庭に避難しました。マニュアルどおりにいかない道で、とっさに二手に分かれ、園児やお年寄りの手を引いて高台をめざします。一年後、校長先生は生徒を誇りに思うと語りました。
- ねらい:備え=マニュアルを覚えること → 備えはふだんの生活そのもの。地理を知り、体を整え、周りを気づかう毎日が、とっさの判断を支える
- おすすめの発問:生徒たちの判断を、ふだんの何が支えていたのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
田老の生徒が伝えたもののあらすじ(どんなお話?)

震災の日、田老第一中学校の生徒たちは訓練どおり四分で校庭に避難しました。マニュアルどおりにいかない道で、とっさに二手に分かれ、園児やお年寄りの手を引いて高台をめざします。一年後、校長先生は生徒を誇りに思うと語りました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、備えを「訓練の手順を覚えること」と考えがちです。授業の後は、ふだんの生活を整えることが、自分と周りの命を守る力になると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに気持ちを聞くと、こわさの確認になりがちです。判断を支えたふだんの生活を問うと、学級の毎日の過ごし方と命を守る力のつながりに、生徒が目を向けます。
4コマで見る「毎日の備え」

とっさのときに動けるかどうかは、ふだんの過ごし方で決まります。お話の「日々の備え」を、学校の避難訓練の場面に置きかえました。学級の毎日とつなげて話し合えます。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「何秒で避難できる?」などの生徒のいまの考え、中央に日頃の備えととっさの判断のつながり、右に節度・節制の意味をとらえ直すことばを置きます。くわしい板書はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「田老の生徒が伝えたもの」【節度、節制】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 判断を支えたのは、ふだんの生活
- 自分を整える人は、周りの人も支えられる
- こわさより、毎日とのつながりを問う
『田老の生徒が伝えたもの』のよくある質問
Q. 『田老の生徒が伝えたもの』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「節度、節制」です。
Q. 『田老の生徒が伝えたもの』のあらすじは?
A. 震災の日、田老第一中学校の生徒たちは訓練どおり四分で校庭に避難しました。マニュアルどおりにいかない道で、とっさに二手に分かれ、園児やお年寄りの手を引いて高台をめざします。一年後、校長先生は生徒を誇りに思うと語りました。
Q. 『田老の生徒が伝えたもの』の授業のねらいは?
A. 備え=マニュアルを覚えることという考えから、備えはふだんの生活そのものという考えへ深めることです。授業の前は、備えを「訓練の手順を覚えること」と考えがちです。授業の後は、ふだんの生活を整えることが、自分と周りの命を守る力になると気づくことがゴールです。
Q. 『田老の生徒が伝えたもの』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「生徒たちの判断を、ふだんの何が支えていたのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに気持ちを聞くと、こわさの確認になりがちです。判断を支えたふだんの生活を問うと、学級の毎日の過ごし方と命を守る力のつながりに、生徒が目を向けます。
Q. 『田老の生徒が伝えたもの』の板書計画は?
A. 板書は、左に「何秒で避難できる?」などの生徒のいまの考え、中央に日頃の備えととっさの判断のつながり、右に節度・節制の意味をとらえ直すことばを置きます。くわしい板書はnoteで紹介しています。












