「夜のくだもの屋」が「親切にしてもらってよかったね」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、お話の前と後で少女の見え方をくらべながら、授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『夜のくだもの屋』(中学2年・道徳/思いやり、感謝)
- あらすじ:合唱部の練習で帰りが遅い少女は、暗い道を歌いながら帰ります。くだもの屋のおばさんと言葉を交わすようになりますが、父の入院で店の前を通らなくなります。半月後に立ち寄ると、おばさんはずっと気にかけていたと打ち明けます。
- ねらい:感謝=してもらったことへのお礼 → 感謝は見えない思いやりに気づくこと。気づかれない思いやりに気づくところから、感謝が始まる
- おすすめの発問:話を聞く前と後で、くだもの屋はどう見えた?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
夜のくだもの屋のあらすじ(どんなお話?)

合唱部の練習で帰りが遅い少女は、暗い道を歌いながら帰ります。くだもの屋のおばさんと言葉を交わすようになりますが、父の入院で店の前を通らなくなります。半月後に立ち寄ると、おばさんはずっと気にかけていたと打ち明けます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、感謝を「何かをしてもらったお礼」と考えがちです。授業の後は、思いやりが目立たないところで静かに向けられていることに気づき、その気づきが感謝の始まりだと実感することがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、少女の「うれしい」気持ちで止まりがちです。前と後をくらべると、気づかなかった思いやりが、ずっとそこにあったことが見えてきます。
4コマで見る「休んだ三日間」

自分が知らないところで、だれかが気にかけてくれていることがあります。それに気づいたとき、言葉より先に感謝がわく場面にしました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に少女とおばさんの関わりの流れ、中央に少女が頭を下げた理由の話し合い、右に「気づかなかった思いやり」と感謝のとらえ直しを置きます。展開の全体はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「夜のくだもの屋」【思いやり、感謝】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 少女とおばさんの関わりを前と後でくらべる
- 気づかなかった思いやりに目を向ける
- 気づくことが、感謝の始まりになる
『夜のくだもの屋』のよくある質問
Q. 『夜のくだもの屋』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「思いやり、感謝」です。
Q. 『夜のくだもの屋』のあらすじは?
A. 合唱部の練習で帰りが遅い少女は、暗い道を歌いながら帰ります。くだもの屋のおばさんと言葉を交わすようになりますが、父の入院で店の前を通らなくなります。半月後に立ち寄ると、おばさんはずっと気にかけていたと打ち明けます。
Q. 『夜のくだもの屋』の授業のねらいは?
A. 感謝=してもらったことへのお礼という考えから、感謝は見えない思いやりに気づくことという考えへ深めることです。授業の前は、感謝を「何かをしてもらったお礼」と考えがちです。授業の後は、思いやりが目立たないところで静かに向けられていることに気づき、その気づきが感謝の始まりだと実感することがゴールです。
Q. 『夜のくだもの屋』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「話を聞く前と後で、くだもの屋はどう見えた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、少女の「うれしい」気持ちで止まりがちです。前と後をくらべると、気づかなかった思いやりが、ずっとそこにあったことが見えてきます。
Q. 『夜のくだもの屋』の板書計画は?
A. 板書は、左に少女とおばさんの関わりの流れ、中央に少女が頭を下げた理由の話し合い、右に「気づかなかった思いやり」と感謝のとらえ直しを置きます。展開の全体はnoteで紹介しています。












