社会参画の授業が「すごい人がいるんだね」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、若い先生がやりがちな失敗から考える切り口で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『世界一厄介な問題』(中学3年・道徳/社会参画、公共の精神)
- あらすじ:四十歳を前に進む道を探していた岡田光信さんは、宇宙の世界へ飛び込みます。宇宙ゴミの問題を前に周りは「できない」と言いますが、岡田さんは自分がやるしかないと起業を決意します。挑戦は仲間とともに大きくなります。
- ねらい:社会=だれかがつくるもの → 自分も社会をつくる一員。だれかがやるのを待つより、自分が関わる一歩が社会を動かす
- おすすめの発問:「だれかがやる」と思うと、問題はどうなるだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
世界一厄介な問題のあらすじ(どんなお話?)

四十歳を前に進む道を探していた岡田光信さんは、宇宙の世界へ飛び込みます。宇宙ゴミの問題を前に周りは「できない」と言いますが、岡田さんは自分がやるしかないと起業を決意します。挑戦は仲間とともに大きくなります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、社会を「だれかがつくってくれるもの」と考えがちです。授業の後は、自分も社会をつくる一員だという当事者の意識をもつことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞いたり偉業をたたえたりするだけだと、遠い話で終わりがちです。「だれかがやる」という傍観者の心を問うと、宇宙ゴミと教室の問題が同じ形だと見えてきます。
4コマで見る「落とし物箱」

「だれかがやるだろう」と思うと、身近な問題もそのまま残ります。一人が動き出すと、仲間が加わって「私たち」の取り組みになります。岡田さんの挑戦を、教室の落とし物箱に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に社会参画・公共の精神をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「世界一厄介な問題」【社会参画、公共の精神】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 偉業をたたえるだけで終わらせない
- 「できない理由」の多さは挑戦の価値の裏返し
- 社会参画は「私」から「私たち」へ広がる
『世界一厄介な問題』のよくある質問
Q. 『世界一厄介な問題』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「社会参画、公共の精神」です。
Q. 『世界一厄介な問題』のあらすじは?
A. 四十歳を前に進む道を探していた岡田光信さんは、宇宙の世界へ飛び込みます。宇宙ゴミの問題を前に周りは「できない」と言いますが、岡田さんは自分がやるしかないと起業を決意します。挑戦は仲間とともに大きくなります。
Q. 『世界一厄介な問題』の授業のねらいは?
A. 社会=だれかがつくるものという考えから、自分も社会をつくる一員という考えへ深めることです。授業の前は、社会を「だれかがつくってくれるもの」と考えがちです。授業の後は、自分も社会をつくる一員だという当事者の意識をもつことがゴールです。
Q. 『世界一厄介な問題』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「だれかがやる」と思うと、問題はどうなるだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞いたり偉業をたたえたりするだけだと、遠い話で終わりがちです。「だれかがやる」という傍観者の心を問うと、宇宙ゴミと教室の問題が同じ形だと見えてきます。
Q. 『世界一厄介な問題』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に社会参画・公共の精神をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












