郷土の授業が「伝統を大切に」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、震災の年の「自粛すべき」と「それでもやろう」の二つの声をくらべて、授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『相馬野馬追の季節』(中学2年・道徳/郷土の伝統と文化)
- あらすじ:相馬野馬追は、福島県の相双地方で千年以上受け継がれてきた伝統行事です。震災の年、「自粛すべき」という声と「それでもやってほしい」という声の間で、人々は深く悩みます。そして、それでもやろうと決めました。
- ねらい:伝統=昔から続く行事 → 伝統は苦しい時に前を向く支え。受け継いできた行事が、つらい時に人と地域を未来へつなぐ
- おすすめの発問:「自粛」と「やろう」、二つの声に共通するのは?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
相馬野馬追の季節のあらすじ(どんなお話?)

相馬野馬追は、福島県の相双地方で千年以上受け継がれてきた伝統行事です。震災の年、「自粛すべき」という声と「それでもやってほしい」という声の間で、人々は深く悩みます。そして、それでもやろうと決めました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、伝統を「昔から続いている行事」と考えがちです。授業の後は、伝統が苦しみの中でも人々が前を向き、未来へつながるための支えになると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに気持ちを聞くと、つらい記憶にふれるだけになりがちです。正反対の二つの声をくらべると、どちらも郷土を愛する声だったことと、伝統が人を支える力に、生徒が目を向けます。
4コマで見る「つなぐ行事」

つらいときこそ、受け継いできた行事が人をつなぎます。お話の「それでも」を、地域の夏祭りの場面に置きかえました。反対の声も大切にしながら考えられます。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に地域の行事についての生徒のいまの考え、中央に二つの声と「それでもやろう」という決断、右に伝統の意味をとらえ直すことばを置きます。くわしい流れはnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「相馬野馬追の季節」【郷土の伝統と文化】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 正反対の二つの声をくらべると見えてくる
- 伝統は、苦しい時に人を支え未来へつなぐ
- つらさより、決断を支えた思いを問う
『相馬野馬追の季節』のよくある質問
Q. 『相馬野馬追の季節』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「郷土の伝統と文化」です。
Q. 『相馬野馬追の季節』のあらすじは?
A. 相馬野馬追は、福島県の相双地方で千年以上受け継がれてきた伝統行事です。震災の年、「自粛すべき」という声と「それでもやってほしい」という声の間で、人々は深く悩みます。そして、それでもやろうと決めました。
Q. 『相馬野馬追の季節』の授業のねらいは?
A. 伝統=昔から続く行事という考えから、伝統は苦しい時に前を向く支えという考えへ深めることです。授業の前は、伝統を「昔から続いている行事」と考えがちです。授業の後は、伝統が苦しみの中でも人々が前を向き、未来へつながるための支えになると気づくことがゴールです。
Q. 『相馬野馬追の季節』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「自粛」と「やろう」、二つの声に共通するのは?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに気持ちを聞くと、つらい記憶にふれるだけになりがちです。正反対の二つの声をくらべると、どちらも郷土を愛する声だったことと、伝統が人を支える力に、生徒が目を向けます。
Q. 『相馬野馬追の季節』の板書計画は?
A. 板書は、左に地域の行事についての生徒のいまの考え、中央に二つの声と「それでもやろう」という決断、右に伝統の意味をとらえ直すことばを置きます。くわしい流れはnoteで紹介しています。












