善悪の授業が「かねの音で気づいてえらかったね」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、題名の「心にひびく」ということばを手がかりに、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『心にひびくかねの音』(小学3年・道徳/善悪の判断、自律、自由と責任)
- あらすじ:アルベルトは、村の子と同じでいたいといつも思っていました。ある春の日、友だちにさそわれて小鳥をうちに森へ行き、つぐみをねらってゴムを引きしぼります。そのとき教会のかねがひびき、アルベルトはパチンコを投げすててつぐみを追いはらいました。
- ねらい:正しいこと=だれかに気づかされる → 正しさは自分の心の声にしたがうこと。みんなと同じでなくても、心の声にしたがって正しいことを行うよさ
- おすすめの発問:心に「ひびいた」のは、かねの音だけだろうか?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
心にひびくかねの音のあらすじ(どんなお話?)

アルベルトは、村の子と同じでいたいといつも思っていました。ある春の日、友だちにさそわれて小鳥をうちに森へ行き、つぐみをねらってゴムを引きしぼります。そのとき教会のかねがひびき、アルベルトはパチンコを投げすててつぐみを追いはらいました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「かねが鳴ったから気づけた」という見方です。授業の後は、正しいと思う気持ちはもともと自分の心の中にあり、その声にしたがって行うよさに気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「かねのおかげで気づいた」で終わりがちです。題名の「心にひびく」に目を向けると、アルベルトの心の中にもともとあった思いを、子どもがお話全体から考えはじめます。
4コマで見る「花だんの近道」

みんなと同じでいたい気持ちは、だれにでもあります。それでも心の声にしたがって動く場面を、花だんの近道に置きかえました。きっかけは小さな芽でも、動かしたのは自分の心です。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に正しい判断をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 3年『心にひびくかねの音』【善悪の判断、自律、自由と責任】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 題名の「心にひびく」がお話を読むカギ
- 正しさは、自分の心の声にしたがうこと
- 「かねのおかげ」で終わらせない
『心にひびくかねの音』のよくある質問
Q. 『心にひびくかねの音』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学3年の道徳の教材で、内容項目は「善悪の判断、自律、自由と責任」です。
Q. 『心にひびくかねの音』のあらすじは?
A. アルベルトは、村の子と同じでいたいといつも思っていました。ある春の日、友だちにさそわれて小鳥をうちに森へ行き、つぐみをねらってゴムを引きしぼります。そのとき教会のかねがひびき、アルベルトはパチンコを投げすててつぐみを追いはらいました。
Q. 『心にひびくかねの音』の授業のねらいは?
A. 正しいこと=だれかに気づかされるという考えから、正しさは自分の心の声にしたがうことという考えへ深めることです。授業の前は「かねが鳴ったから気づけた」という見方です。授業の後は、正しいと思う気持ちはもともと自分の心の中にあり、その声にしたがって行うよさに気づくことがゴールです。
Q. 『心にひびくかねの音』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「心に「ひびいた」のは、かねの音だけだろうか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「かねのおかげで気づいた」で終わりがちです。題名の「心にひびく」に目を向けると、アルベルトの心の中にもともとあった思いを、子どもがお話全体から考えはじめます。
Q. 『心にひびくかねの音』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に正しい判断をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












