自然愛護の授業が「かわいそうだから守ろう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、一九五〇年に守る活動を始めた中学生たちという見落とされがちな人物に目を向け、自然と人のつながりを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『アカウミガメの来るはま』(小学4年・道徳/自然愛護)
- あらすじ:アカウミガメは太平洋を横断し、生まれたはまにもどってタマゴをうみ、約一億年命をつないできました。一九五〇年、日和佐中学校の先生と子どもたちが守る活動を始めます。数が大きくへった今、田中さんは町の人と力を合わせてはまを守っています。
- ねらい:自然を守る=かわいそうだから → 自然を守ることは自分のくらしを守ること。アカウミガメが安心できるはまは、人間にもくらしやすいはまになる
- おすすめの発問:食べ物にこまっていた時代に、中学生はなぜ守り始めた?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
アカウミガメの来るはまのあらすじ(どんなお話?)

アカウミガメは太平洋を横断し、生まれたはまにもどってタマゴをうみ、約一億年命をつないできました。一九五〇年、日和佐中学校の先生と子どもたちが守る活動を始めます。数が大きくへった今、田中さんは町の人と力を合わせてはまを守っています。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「かわいそうだから守る」という見方です。授業の後は、自然と人間がつながって生きていて、自然を守ることが自分たちの場所をよくすることでもあると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「すごい」「かわいそう」の感想で止まりがちです。守る活動を始めた中学生たちに目を向けると、人は自然をこわすことも守ることもできる存在だと見えてきます。
4コマで見る「学校の花だん」

自然を守ることは、生き物のためだけではありません。だれかが動き出すと、みんなのくらす場所もよくなっていきます。守り始めた中学生たちの姿を、学校の花だんに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自然とのつながりをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。そのまま使える板書の全体はnoteにまとめています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 4年『アカウミガメの来るはま』【自然愛護】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- アカウミガメは約一億年、命をつないできた
- 一九五〇年、中学生たちが守る活動を始めた
- 自然を守ることは、人のくらしを守ること
『アカウミガメの来るはま』のよくある質問
Q. 『アカウミガメの来るはま』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学4年の道徳の教材で、内容項目は「自然愛護」です。
Q. 『アカウミガメの来るはま』のあらすじは?
A. アカウミガメは太平洋を横断し、生まれたはまにもどってタマゴをうみ、約一億年命をつないできました。一九五〇年、日和佐中学校の先生と子どもたちが守る活動を始めます。数が大きくへった今、田中さんは町の人と力を合わせてはまを守っています。
Q. 『アカウミガメの来るはま』の授業のねらいは?
A. 自然を守る=かわいそうだからという考えから、自然を守ることは自分のくらしを守ることという考えへ深めることです。授業の前は「かわいそうだから守る」という見方です。授業の後は、自然と人間がつながって生きていて、自然を守ることが自分たちの場所をよくすることでもあると気づくことがゴールです。
Q. 『アカウミガメの来るはま』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「食べ物にこまっていた時代に、中学生はなぜ守り始めた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「すごい」「かわいそう」の感想で止まりがちです。守る活動を始めた中学生たちに目を向けると、人は自然をこわすことも守ることもできる存在だと見えてきます。
Q. 『アカウミガメの来るはま』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自然とのつながりをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。そのまま使える板書の全体はnoteにまとめています。












