席を譲る教材が「譲るのが当たり前」で終わってしまう、と悩んでいませんか。この記事では、『島耕作 ある朝の出来事』の「気持ち」と「権利」をくらべる視点で、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『島耕作 ある朝の出来事』(中学1年・道徳/遵法精神、公徳心)
- あらすじ:朝の満員電車で、重そうなバッグを持った老婦人が立っています。前の席の男性は新聞を広げたままです。主人公が席を譲ってはと声をかけると、男性は寝ずに働いて疲れている、始発駅で二十分も並んだと反論します。
- ねらい:席は譲るのが当たり前 → 公共の配慮は一人ひとりの自発から。公共の場の配慮は、強制ではなく一人ひとりの自発によって成り立つ
- おすすめの発問:「気持ち」と「権利」、公共の場ではどうつき合う?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
島耕作 ある朝の出来事のあらすじ(どんなお話?)

朝の満員電車で、重そうなバッグを持った老婦人が立っています。前の席の男性は新聞を広げたままです。主人公が席を譲ってはと声をかけると、男性は寝ずに働いて疲れている、始発駅で二十分も並んだと反論します。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「席は譲るのが当たり前」という一つの正解で考えがちです。授業の後は、互いの立場を想像し、配慮は強制ではなく自発から生まれる、と気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、どちらが悪いかを決めて終わりがちです。「気持ち」と「権利」をくらべると、正しさを押しつけることと自分から配慮することのちがいに、生徒が気づきはじめます。
4コマで見る「おかわりの列」

正しさをぶつけ合うと、どちらも引けなくなります。相手の立場を聞き、自分から考えた配慮は、押しつけとはちがう温かさを生みます。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に公徳心の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「島耕作 ある朝の出来事」【遵法精神、公徳心】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「気持ち」と「権利」をくらべて読む
- 配慮は押しつけでなく自発から生まれる
- 善玉と悪玉に分けずに考える
『島耕作 ある朝の出来事』のよくある質問
Q. 『島耕作 ある朝の出来事』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「遵法精神、公徳心」です。
Q. 『島耕作 ある朝の出来事』のあらすじは?
A. 朝の満員電車で、重そうなバッグを持った老婦人が立っています。前の席の男性は新聞を広げたままです。主人公が席を譲ってはと声をかけると、男性は寝ずに働いて疲れている、始発駅で二十分も並んだと反論します。
Q. 『島耕作 ある朝の出来事』の授業のねらいは?
A. 席は譲るのが当たり前という考えから、公共の配慮は一人ひとりの自発からという考えへ深めることです。授業の前は「席は譲るのが当たり前」という一つの正解で考えがちです。授業の後は、互いの立場を想像し、配慮は強制ではなく自発から生まれる、と気づくことがゴールです。
Q. 『島耕作 ある朝の出来事』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「気持ち」と「権利」、公共の場ではどうつき合う?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、どちらが悪いかを決めて終わりがちです。「気持ち」と「権利」をくらべると、正しさを押しつけることと自分から配慮することのちがいに、生徒が気づきはじめます。
Q. 『島耕作 ある朝の出来事』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に公徳心の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












