正直の授業が「正直に言いましょう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、つい兄のたけしばかり見てしまうところを、弟のひろしに注目して、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『「正直」五十円分』(小学4年・道徳/正直、誠実)
- あらすじ:兄のたけしは、たこ焼き屋で五十円多くお釣りをもらい、一度はだまって財布に入れます。弟のひろしにうながされ、迷ったすえに返しに行きます。お店のおじさんは、涙を流しながら二人にたこ焼きをくれました。
- ねらい:正直=いいことだから → むずかしくても正直でいたい。正直に行動した後のすがすがしさが、正直でいたい心を生む
- おすすめの発問:弟のひろしは、なぜ返そうと言えたのかな?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
「正直」五十円分のあらすじ(どんなお話?)

兄のたけしは、たこ焼き屋で五十円多くお釣りをもらい、一度はだまって財布に入れます。弟のひろしにうながされ、迷ったすえに返しに行きます。お店のおじさんは、涙を流しながら二人にたこ焼きをくれました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「正直はいいこと」という知っている答えです。授業の後は、正直はむずかしいけれど、それでも正直でいたいと自分のことばで言えることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、たけしの気持ちを追って終わりがちです。弟のひろしに目を向けると、だまっていればばれないのに、正直でいたいと思う心がどこから来るのかを、子どもが考えはじめます。
4コマで見る「ひびの窓」

だれにも見られていないとき、正直でいるのはむずかしいものです。そばにいる友達のひと言が、背中をおしてくれることがあります。ひろしの役わりを、休み時間の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に正直をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 4年『「正直」五十円分』【正直、誠実】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 弟のひろしに注目すると見え方が変わる
- 正直はむずかしい。それでも正直でいたい
- 「正直に言おう」で終わらせない
『「正直」五十円分』のよくある質問
Q. 『「正直」五十円分』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学4年の道徳の教材で、内容項目は「正直、誠実」です。
Q. 『「正直」五十円分』のあらすじは?
A. 兄のたけしは、たこ焼き屋で五十円多くお釣りをもらい、一度はだまって財布に入れます。弟のひろしにうながされ、迷ったすえに返しに行きます。お店のおじさんは、涙を流しながら二人にたこ焼きをくれました。
Q. 『「正直」五十円分』の授業のねらいは?
A. 正直=いいことだからという考えから、むずかしくても正直でいたいという考えへ深めることです。授業の前は「正直はいいこと」という知っている答えです。授業の後は、正直はむずかしいけれど、それでも正直でいたいと自分のことばで言えることがゴールです。
Q. 『「正直」五十円分』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「弟のひろしは、なぜ返そうと言えたのかな?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、たけしの気持ちを追って終わりがちです。弟のひろしに目を向けると、だまっていればばれないのに、正直でいたいと思う心がどこから来るのかを、子どもが考えはじめます。
Q. 『「正直」五十円分』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に正直をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












