国際理解の授業が「加瀬さんはすごい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、イスラエルの会場の空気が折り紙の前と後でどう変わったかに注目して、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『「折り紙大使」―加瀬三郎』(小学5年・道徳/国際理解、国際親善)
- あらすじ:目が不自由な折り紙名人の加瀬三郎さんは、世界の子どもたちのえがおを願い、四十九か国を回りました。イスラエルでは、争いを続けてきた民族の子どもたちが、折り紙を通して教え合うようになります。加瀬さんは重いリュックで旅を続けました。
- ねらい:国際親善=特別な人の大きなこと → 自分の文化で相手と心を通わせる。自分の国の文化を大切にしながら、ちがいをこえて心を通わせる
- おすすめの発問:折り紙の前と後で、会場の何が変わった?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
「折り紙大使」―加瀬三郎のあらすじ(どんなお話?)

目が不自由な折り紙名人の加瀬三郎さんは、世界の子どもたちのえがおを願い、四十九か国を回りました。イスラエルでは、争いを続けてきた民族の子どもたちが、折り紙を通して教え合うようになります。加瀬さんは重いリュックで旅を続けました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「国際親善は特別な人のすること」という見方です。授業の後は、身近な日本の文化を通して、国や民族のちがいをこえて心を通わせられると気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと「すごい」で止まりがちです。会場の前と後をくらべると、折り紙という文化が人と人をつなぐ力が見えてきます。
4コマで見る「あやとり」

文化を通して、ことばのちがいをこえて心が通うお話を、教室のあやとりに置きかえました。身近な遊びが、人と人をつなぐきっかけになります。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に加瀬さんへの今の考え、中央に中心発問での話し合い、右に国際親善をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。会場の変化の見せ方もふくめ、くわしくはnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 5年『「折り紙大使」―加瀬三郎』【国際理解、国際親善】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 会場の前と後をくらべる
- 文化を通して心を通わせる
- 「すごい人」で終わらせない
『「折り紙大使」―加瀬三郎』のよくある質問
Q. 『「折り紙大使」―加瀬三郎』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学5年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際親善」です。
Q. 『「折り紙大使」―加瀬三郎』のあらすじは?
A. 目が不自由な折り紙名人の加瀬三郎さんは、世界の子どもたちのえがおを願い、四十九か国を回りました。イスラエルでは、争いを続けてきた民族の子どもたちが、折り紙を通して教え合うようになります。加瀬さんは重いリュックで旅を続けました。
Q. 『「折り紙大使」―加瀬三郎』の授業のねらいは?
A. 国際親善=特別な人の大きなことという考えから、自分の文化で相手と心を通わせるという考えへ深めることです。授業の前は「国際親善は特別な人のすること」という見方です。授業の後は、身近な日本の文化を通して、国や民族のちがいをこえて心を通わせられると気づけることがゴールです。
Q. 『「折り紙大使」―加瀬三郎』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「折り紙の前と後で、会場の何が変わった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと「すごい」で止まりがちです。会場の前と後をくらべると、折り紙という文化が人と人をつなぐ力が見えてきます。
Q. 『「折り紙大使」―加瀬三郎』の板書計画は?
A. 板書は、左に加瀬さんへの今の考え、中央に中心発問での話し合い、右に国際親善をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。会場の変化の見せ方もふくめ、くわしくはnoteで紹介しています。












