家族愛の授業が、重い話の悲しさだけで終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、母を失う前と後で筆者の見え方がどう変わったかを手がかりに、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『365×14回分のありがとう』(中学1年・道徳/家族愛、家庭生活の充実)
- あらすじ:筆者の母は長く心臓病をわずらい、三度目の大手術の末に亡くなります。別れのあと筆者は、母が日々の暮らしの中で、どれほど多くの「ありがとう」を家族に伝え続けてくれていたかに改めて気づきます。
- ねらい:感謝は特別なときに言うもの → 毎日の感謝が家族を支えている。言葉にして伝え合う小さな営みが、家庭生活を内側から支える
- おすすめの発問:母を失う前と後で「ありがとう」はどう見えた?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
365×14回分のありがとうのあらすじ(どんなお話?)

筆者の母は長く心臓病をわずらい、三度目の大手術の末に亡くなります。別れのあと筆者は、母が日々の暮らしの中で、どれほど多くの「ありがとう」を家族に伝え続けてくれていたかに改めて気づきます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「感謝は特別なことへのお礼」という見方です。授業の後は、何でもない毎日の感謝の言葉が家族の関係を支えていると捉え直し、自分の家族との関わりを見つめられることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、喪失の悲しみに焦点が集まりがちです。前と後の見え方をくらべると、生前に交わされていた言葉の温かさに目が向きます。
4コマで見る「弁当の朝」

あたりまえの毎日は、なくなって初めてその重さに気づきます。前と後をくらべると、言葉にして伝えることの意味を、照れくさい年ごろの生徒も考えやすくなります。
板書計画は3つのエリア

左に子どもの今の考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。「365×14」の数字を手がかりに日々の感謝を整理していく板書の全体は、note でくわしく紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「365×14回分のありがとう」【家族愛、家庭生活の充実】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 重い話の悲しさだけで終わらせない
- 母を失う前と後の見え方をくらべる
- 毎日の感謝が家族を支えると気づく
『365×14回分のありがとう』のよくある質問
Q. 『365×14回分のありがとう』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「家族愛、家庭生活の充実」です。
Q. 『365×14回分のありがとう』のあらすじは?
A. 筆者の母は長く心臓病をわずらい、三度目の大手術の末に亡くなります。別れのあと筆者は、母が日々の暮らしの中で、どれほど多くの「ありがとう」を家族に伝え続けてくれていたかに改めて気づきます。
Q. 『365×14回分のありがとう』の授業のねらいは?
A. 感謝は特別なときに言うものという考えから、毎日の感謝が家族を支えているという考えへ深めることです。授業の前は「感謝は特別なことへのお礼」という見方です。授業の後は、何でもない毎日の感謝の言葉が家族の関係を支えていると捉え直し、自分の家族との関わりを見つめられることがゴールです。
Q. 『365×14回分のありがとう』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「母を失う前と後で「ありがとう」はどう見えた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、喪失の悲しみに焦点が集まりがちです。前と後の見え方をくらべると、生前に交わされていた言葉の温かさに目が向きます。
Q. 『365×14回分のありがとう』の板書計画は?
A. 左に子どもの今の考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。「365×14」の数字を手がかりに日々の感謝を整理していく板書の全体は、note でくわしく紹介しています。












