勤労の授業が「一生懸命働きましょう」の説教で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、よくある失敗をさけて、誰も見ていなくても丁寧に働く段の姿から、働く誇りを考える流れを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『段のくだもの屋』(中学1年・道徳/勤労)
- あらすじ:青年の段は、早朝から仕入れをし、果物を並べ、お客さんに声をかけ、一つひとつを大切に扱います。誰かに見られているからでも、ほめられるからでもありません。丁寧に仕事をすることが、段にとっての当たり前でした。
- ねらい:働く=しなければならない義務 → 働くことはだれかの役に立つ誇り。働く喜びは、だれかの役に立てたという実感から生まれる
- おすすめの発問:段にとって果物を並べる時間は、何の時間?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
段のくだもの屋のあらすじ(どんなお話?)

青年の段は、早朝から仕入れをし、果物を並べ、お客さんに声をかけ、一つひとつを大切に扱います。誰かに見られているからでも、ほめられるからでもありません。丁寧に仕事をすることが、段にとっての当たり前でした。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「働くのは義務」という見方です。授業の後は、だれかの役に立つことが働く誇りになり、目立たない仕事にも喜びがあると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに気持ちを聞くと、「働くのは大切」でまとまるのがよくある失敗です。目立たない作業の時間の意味を問うと、生徒は義務ではない働き方に目を向けはじめます。
4コマで見る「黒板消し」

当番の仕事は、誰も見ていないと雑になりがちです。次に使う人を思いうかべると、同じ作業がちょっと誇らしい仕事になります。段の働き方を、日直の黒板消しに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に勤労の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「段のくだもの屋」【勤労】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「働くのは大切」で終わらせないのがコツ
- 働く喜びは、だれかの役に立つ実感から
- 目立たない仕事の時間の意味を問う
『段のくだもの屋』のよくある質問
Q. 『段のくだもの屋』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「勤労」です。
Q. 『段のくだもの屋』のあらすじは?
A. 青年の段は、早朝から仕入れをし、果物を並べ、お客さんに声をかけ、一つひとつを大切に扱います。誰かに見られているからでも、ほめられるからでもありません。丁寧に仕事をすることが、段にとっての当たり前でした。
Q. 『段のくだもの屋』の授業のねらいは?
A. 働く=しなければならない義務という考えから、働くことはだれかの役に立つ誇りという考えへ深めることです。授業の前は「働くのは義務」という見方です。授業の後は、だれかの役に立つことが働く誇りになり、目立たない仕事にも喜びがあると気づくことがゴールです。
Q. 『段のくだもの屋』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「段にとって果物を並べる時間は、何の時間?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに気持ちを聞くと、「働くのは大切」でまとまるのがよくある失敗です。目立たない作業の時間の意味を問うと、生徒は義務ではない働き方に目を向けはじめます。
Q. 『段のくだもの屋』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に勤労の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












