勤労の授業が「かっこいい仕事」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、顔の見えない乗客に目を向けて、渡辺さんが重い仕事を続けられる理由を考える流れを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『時速三百五十キロ、一千三百人を乗せて。』(中学1年・道徳/勤労)
- あらすじ:新幹線の運転士の渡辺ゆかりさんは、時速三百五十キロで、一度に一千三百人の命を預かって走ります。わずかな判断ミスも許されない緊張の中で、毎日運転席に座ります。そこには、仕事の重みと誇り、使命感があります。
- ねらい:働く=お金を得る大変なこと → 働くことはだれかの暮らしを支える誇り。責任の重さとやりがいは、切りはなせない一枚のコインの表と裏
- おすすめの発問:見えない千三百人は、渡辺さんにとって何?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
時速三百五十キロ、一千三百人を乗せて。のあらすじ(どんなお話?)

新幹線の運転士の渡辺ゆかりさんは、時速三百五十キロで、一度に一千三百人の命を預かって走ります。わずかな判断ミスも許されない緊張の中で、毎日運転席に座ります。そこには、仕事の重みと誇り、使命感があります。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「仕事は大変なもの」という見方です。授業の後は、重い責任が、だれかの暮らしを支える誇りと結びついていると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「こわい」「かっこいい」で職業紹介になりがちです。顔の見えない乗客に目を向けると、見えない相手のために働く意味が浮かび上がります。
4コマで見る「見えない仕事」

当番の仕事は、だれからも感謝されないまま終わることがあります。それでも、その先には必ず受け取る人がいます。見えない相手のために働く渡辺さんの姿を、給食当番に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に勤労の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「時速三百五十キロ、一千三百人を乗せて。」【勤労】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 顔の見えない乗客に目を向けてみる
- 責任の重さと誇りは、表と裏の関係
- 見えない相手のために働く意味を問う
『時速三百五十キロ、一千三百人を乗せて。』のよくある質問
Q. 『時速三百五十キロ、一千三百人を乗せて。』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「勤労」です。
Q. 『時速三百五十キロ、一千三百人を乗せて。』のあらすじは?
A. 新幹線の運転士の渡辺ゆかりさんは、時速三百五十キロで、一度に一千三百人の命を預かって走ります。わずかな判断ミスも許されない緊張の中で、毎日運転席に座ります。そこには、仕事の重みと誇り、使命感があります。
Q. 『時速三百五十キロ、一千三百人を乗せて。』の授業のねらいは?
A. 働く=お金を得る大変なことという考えから、働くことはだれかの暮らしを支える誇りという考えへ深めることです。授業の前は「仕事は大変なもの」という見方です。授業の後は、重い責任が、だれかの暮らしを支える誇りと結びついていると気づくことがゴールです。
Q. 『時速三百五十キロ、一千三百人を乗せて。』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「見えない千三百人は、渡辺さんにとって何?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「こわい」「かっこいい」で職業紹介になりがちです。顔の見えない乗客に目を向けると、見えない相手のために働く意味が浮かび上がります。
Q. 『時速三百五十キロ、一千三百人を乗せて。』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に勤労の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












