郷土愛の授業が「地元はいいところ」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、校長がまいた種を受け止めて育てた生徒たちという見落とされがちな人物から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『サッカーの種をまく』(中学2年・道徳/郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する態度)
- あらすじ:大正十三年、静岡県藤枝の志太中学校の初代校長・錦織兵三郎は、校技をサッカーに定めます。反発の声の中、生徒とともに何か月もかけて運動場を手作りしました。手作りのサッカーは後輩へ、町全体へと受け継がれていきます。
- ねらい:郷土のよさ=もともとあるもの → だれかがつくりみんなで受け継ぐもの。自分も、郷土のよさを受け継ぐ地域の一員である
- おすすめの発問:第一回生は、なぜサッカーを後輩へ手わたしたのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
サッカーの種をまくのあらすじ(どんなお話?)

大正十三年、静岡県藤枝の志太中学校の初代校長・錦織兵三郎は、校技をサッカーに定めます。反発の声の中、生徒とともに何か月もかけて運動場を手作りしました。手作りのサッカーは後輩へ、町全体へと受け継がれていきます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「郷土のよさはもともとあるもの」という考えです。授業の後は、郷土のよさはだれかが種をまき、多くの人が受け止め受け継いできたものだと知り、自分も地域の一員だと自覚することがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

錦織先生だけを見ると、遠い偉人の話になりがちです。種を受け止めて育てた生徒たちの側から問うと、郷土の伝統は一人ではつくれないことに、生徒が気づきはじめます。
4コマで見る「地域のお祭り」

地元のよさは、当たり前すぎて気づきにくいものです。だれかが始め、多くの人が支えてきたと知ると、自分も受け継ぐ一人だと感じられます。教材の考え方を地域のお祭りに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する態度をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「サッカーの種をまく」【郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する態度】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 種を受け止めた生徒たちに目を向ける
- 郷土のよさは、だれかがつくったもの
- 自分も、受け継ぐ地域の一員
『サッカーの種をまく』のよくある質問
Q. 『サッカーの種をまく』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する態度」です。
Q. 『サッカーの種をまく』のあらすじは?
A. 大正十三年、静岡県藤枝の志太中学校の初代校長・錦織兵三郎は、校技をサッカーに定めます。反発の声の中、生徒とともに何か月もかけて運動場を手作りしました。手作りのサッカーは後輩へ、町全体へと受け継がれていきます。
Q. 『サッカーの種をまく』の授業のねらいは?
A. 郷土のよさ=もともとあるものという考えから、だれかがつくりみんなで受け継ぐものという考えへ深めることです。授業の前は「郷土のよさはもともとあるもの」という考えです。授業の後は、郷土のよさはだれかが種をまき、多くの人が受け止め受け継いできたものだと知り、自分も地域の一員だと自覚することがゴールです。
Q. 『サッカーの種をまく』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「第一回生は、なぜサッカーを後輩へ手わたしたのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。錦織先生だけを見ると、遠い偉人の話になりがちです。種を受け止めて育てた生徒たちの側から問うと、郷土の伝統は一人ではつくれないことに、生徒が気づきはじめます。
Q. 『サッカーの種をまく』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する態度をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












