自然愛護の授業が「自然を守りましょう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もし川端がなくなったら」と考える切り口で、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『「川端」のある暮らし』(中学3年・道徳/自然愛護)
- あらすじ:ある集落では、家々に「川端」と呼ばれる水場があり、山の湧き水を炊事や洗い物に使ってきました。使った水はコイが食べ残しを食べてきれいにし、川へ戻ります。人々は、水を集落みんなの恵みとして次の世代へ引き継ごうとしています。
- ねらい:自然愛護=守りましょう → 自然は 人の暮らしや文化と結びつく。文化を続けることが、自然と共に生きることにつながる
- おすすめの発問:もし川端がなくなったら、何が失われる?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
「川端」のある暮らしのあらすじ(どんなお話?)

ある集落では、家々に「川端」と呼ばれる水場があり、山の湧き水を炊事や洗い物に使ってきました。使った水はコイが食べ残しを食べてきれいにし、川へ戻ります。人々は、水を集落みんなの恵みとして次の世代へ引き継ごうとしています。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、自然愛護を「守りましょう」というお説教で受け取りがちです。授業の後は、自然が人の暮らしや文化と結びつき、文化を続けることが共生につながると自覚することがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「エコだから」で止まりがちです。「もし川端がなくなったら」と考えると、失われるのは水場だけでなく、自然と生きる知恵や文化だと、生徒が気づきはじめます。
4コマで見る「学校の花壇」

手間のかかることは、つい「なくてもいい」と思いがちです。その手間の奥に、人と自然をつなぐ思いが受け継がれていることがあります。川端の暮らしを、学校の花壇に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自然との共生をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「「川端」のある暮らし」【自然愛護】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし」で考えると、守るものが見える
- 自然は人の暮らしや文化と結びついている
- お説教でなく、自分の暮らしと重ねる
『「川端」のある暮らし』のよくある質問
Q. 『「川端」のある暮らし』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「自然愛護」です。
Q. 『「川端」のある暮らし』のあらすじは?
A. ある集落では、家々に「川端」と呼ばれる水場があり、山の湧き水を炊事や洗い物に使ってきました。使った水はコイが食べ残しを食べてきれいにし、川へ戻ります。人々は、水を集落みんなの恵みとして次の世代へ引き継ごうとしています。
Q. 『「川端」のある暮らし』の授業のねらいは?
A. 自然愛護=守りましょうという考えから、自然は 人の暮らしや文化と結びつくという考えへ深めることです。授業の前は、自然愛護を「守りましょう」というお説教で受け取りがちです。授業の後は、自然が人の暮らしや文化と結びつき、文化を続けることが共生につながると自覚することがゴールです。
Q. 『「川端」のある暮らし』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし川端がなくなったら、何が失われる?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「エコだから」で止まりがちです。「もし川端がなくなったら」と考えると、失われるのは水場だけでなく、自然と生きる知恵や文化だと、生徒が気づきはじめます。
Q. 『「川端」のある暮らし』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自然との共生をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












