真理の探究の授業が「あきらめない心が大切」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、インスタントラーメンの誕生を描く教材を「もし〜だったら」の切り口で見直し、授業のゴールと問いの立て方を図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『日本から世界へ、そして宇宙へ―インスタントラーメンの誕生』(中学3年・道徳/真理の探求、創造)
- あらすじ:安藤百福さんは、お湯があればだれでもすぐ食べられるラーメンを、前例のないまま追い求めました。狭い場所で失敗が続いても、方法を変えて試し続けます。その原動力には「みんなのために」という思いがありました。
- ねらい:研究=あきらめないこと → 答えのないものに自分で道を見つける。答えのないものに、自分でゴールと方法を見つけて挑む心
- おすすめの発問:もし答えが先にわかっていたら、安藤さんは挑んだだろうか?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
日本から世界へ、そして宇宙へ―インスタントラーメンの誕生のあらすじ(どんなお話?)

安藤百福さんは、お湯があればだれでもすぐ食べられるラーメンを、前例のないまま追い求めました。狭い場所で失敗が続いても、方法を変えて試し続けます。その原動力には「みんなのために」という思いがありました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「研究=あきらめずにがんばること」という見方です。授業の後は、答えがあるかも分からないものに、自分でゴールや方法を見つけて挑む心が真理の探究だと気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「失敗してもあきらめない」という話に流れがちです。もし答えが先にわかっていたらと考えると、前例のないものを追い求める探究の心そのものに目が向きます。
4コマで見る「図書室の研究」

答えが決まっていないことには、ついいつものやり方で済ませたくなります。自分で問いを立てて調べはじめると、学校の中にも「研究」が生まれます。お話の考え方を、委員会の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に探究の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「日本から世界へ、そして宇宙へ―インスタントラーメンの誕生」【真理の探求、創造】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし答えがわかっていたら」と問い直す
- 答えのないものに、自分で道を見つける
- あきらめない心と探究の心を区別する
『日本から世界へ、そして宇宙へ―インスタントラーメンの誕生』のよくある質問
Q. 『日本から世界へ、そして宇宙へ―インスタントラーメンの誕生』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「真理の探求、創造」です。
Q. 『日本から世界へ、そして宇宙へ―インスタントラーメンの誕生』のあらすじは?
A. 安藤百福さんは、お湯があればだれでもすぐ食べられるラーメンを、前例のないまま追い求めました。狭い場所で失敗が続いても、方法を変えて試し続けます。その原動力には「みんなのために」という思いがありました。
Q. 『日本から世界へ、そして宇宙へ―インスタントラーメンの誕生』の授業のねらいは?
A. 研究=あきらめないことという考えから、答えのないものに自分で道を見つけるという考えへ深めることです。授業の前は「研究=あきらめずにがんばること」という見方です。授業の後は、答えがあるかも分からないものに、自分でゴールや方法を見つけて挑む心が真理の探究だと気づけることがゴールです。
Q. 『日本から世界へ、そして宇宙へ―インスタントラーメンの誕生』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし答えが先にわかっていたら、安藤さんは挑んだだろうか?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「失敗してもあきらめない」という話に流れがちです。もし答えが先にわかっていたらと考えると、前例のないものを追い求める探究の心そのものに目が向きます。
Q. 『日本から世界へ、そして宇宙へ―インスタントラーメンの誕生』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に探究の意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












