「あいさつはしなさい」が当たり前すぎて、なぜするのかを問い直せない、となやんでいませんか。この記事では、お話のはじめの国と最後の国のちがいに目を向けて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『あいさつがきらいな王さま』(小学2年・道徳/礼儀)
- あらすじ:王さまは、あいさつがうるさいと国じゅうで禁止します。国はさびしく暗くなり、王さまの心もしずんでいきます。ろうやから楽しそうな歌声が聞こえ、うっかり家来にあいさつした王さまは、心が明るくなることに気づき、あやまちを認めました。
- ねらい:あいさつ=しなさいと言われる → あいさつは人と人をつなぐ。あいさつは相手を思いやり、人と人とをつなぐもの
- おすすめの発問:はじめの国と最後の国、何がかわったのだろう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:元小学校教師(16年)。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開
あいさつがきらいな王さまのあらすじ(どんなお話?)

王さまは、あいさつがうるさいと国じゅうで禁止します。国はさびしく暗くなり、王さまの心もしずんでいきます。ろうやから楽しそうな歌声が聞こえ、うっかり家来にあいさつした王さまは、心が明るくなることに気づき、あやまちを認めました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、あいさつは「しなさい」と言われてするものです。授業の後は、あいさつが相手を思いやり、人と人とをつなぐものだと気づき、自分のあいさつを見つめ直せるのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、気持ちのことばがならんで終わりがちです。はじめの国と最後の国をくらべると、あいさつの量ではなく、人とつながろうとする心がかわったことが見えてきます。
4コマで見る「気まずい朝」

あいさつがないと、気まずさはずっと続きます。一言のあいさつが、人と人をもう一度つなぎます。お話のあいさつのない国を、けんかの次の朝に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右にあいさつの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。あいさつのない国を見せる板書の全体はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 2年『あいさつがきらいな王さま』【礼儀】の指導案と発問はこうする!
この指導案シリーズは、この2年で延べ4,300人以上の先生を支えています。
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- はじめの国と最後の国をくらべてみる
- かわったのは、あいさつの量より王さまの心
- あいさつは、人と人をつなぐもの
『あいさつがきらいな王さま』のよくある質問
Q. 『あいさつがきらいな王さま』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学2年の道徳の教材で、内容項目は「礼儀」です。
Q. 『あいさつがきらいな王さま』のあらすじは?
A. 王さまは、あいさつがうるさいと国じゅうで禁止します。国はさびしく暗くなり、王さまの心もしずんでいきます。ろうやから楽しそうな歌声が聞こえ、うっかり家来にあいさつした王さまは、心が明るくなることに気づき、あやまちを認めました。
Q. 『あいさつがきらいな王さま』の授業のねらいは?
A. あいさつ=しなさいと言われるという考えから、あいさつは人と人をつなぐという考えへ深めることです。授業の前は、あいさつは「しなさい」と言われてするものです。授業の後は、あいさつが相手を思いやり、人と人とをつなぐものだと気づき、自分のあいさつを見つめ直せるのがゴールです。
Q. 『あいさつがきらいな王さま』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「はじめの国と最後の国、何がかわったのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、気持ちのことばがならんで終わりがちです。はじめの国と最後の国をくらべると、あいさつの量ではなく、人とつながろうとする心がかわったことが見えてきます。
Q. 『あいさつがきらいな王さま』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右にあいさつの意味をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。あいさつのない国を見せる板書の全体はnoteで紹介しています。












