勤労の授業が「働くのはお金のため」「やっちゃんはえらい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、店に通う子供たちという見落とされがちな人物から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『やっちゃんのなやみ』(中学2年・道徳/勤労)
- あらすじ:千葉県で駄菓子屋を営むやっちゃんは、子供たちの居場所をつくろうと六十七歳で店を開きます。コロナで一時閉店し、心ないはり紙に傷つきますが、弁当形式をためしながら、自分にとっての理想の店を見つめ直します。
- ねらい:働く=お金をかせぐこと → 働くことは人とのふれ合い。だれかの居場所になれることが、自分の活力にもなる
- おすすめの発問:子供たちにとって、やっちゃんの店は何だった?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
やっちゃんのなやみのあらすじ(どんなお話?)

千葉県で駄菓子屋を営むやっちゃんは、子供たちの居場所をつくろうと六十七歳で店を開きます。コロナで一時閉店し、心ないはり紙に傷つきますが、弁当形式をためしながら、自分にとっての理想の店を見つめ直します。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「働くのはお金のため」という考えです。授業の後は、働くことには人とのふれ合いや、だれかの役に立つ充実感という喜びがあると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、やっちゃんのつらさの確認で終わりがちです。店に通う子供たちの側から問うと、働き手と受け手が支え合っていることに、生徒が気づきはじめます。
4コマで見る「図書委員」

仕事を「やらされること」と感じると、やる気は出ません。受け取る人の声にふれると、自分も元気をもらえます。働く喜びの相互性を、委員会の当番の場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に勤労をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「やっちゃんのなやみ」【勤労】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 店に通う子供たちに目を向ける
- 働き手と受け手は支え合っている
- 働く喜びは、人とのふれ合いの中に
『やっちゃんのなやみ』のよくある質問
Q. 『やっちゃんのなやみ』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「勤労」です。
Q. 『やっちゃんのなやみ』のあらすじは?
A. 千葉県で駄菓子屋を営むやっちゃんは、子供たちの居場所をつくろうと六十七歳で店を開きます。コロナで一時閉店し、心ないはり紙に傷つきますが、弁当形式をためしながら、自分にとっての理想の店を見つめ直します。
Q. 『やっちゃんのなやみ』の授業のねらいは?
A. 働く=お金をかせぐことという考えから、働くことは人とのふれ合いという考えへ深めることです。授業の前は「働くのはお金のため」という考えです。授業の後は、働くことには人とのふれ合いや、だれかの役に立つ充実感という喜びがあると気づくことがゴールです。
Q. 『やっちゃんのなやみ』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「子供たちにとって、やっちゃんの店は何だった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、やっちゃんのつらさの確認で終わりがちです。店に通う子供たちの側から問うと、働き手と受け手が支え合っていることに、生徒が気づきはじめます。
Q. 『やっちゃんのなやみ』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に勤労をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












