苦難の人生を描く教材は重く、「えらい人」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、題名「生きてこそ」ということばを手がかりに、筆子の生涯と授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『生きてこそ―石井筆子の生涯―』(中学3年・道徳/よりよく生きる喜び)
- あらすじ:若い日に世界に羽ばたく夢を抱いた筆子は、結婚後、夫との死別や大火事など度重なる苦難に見舞われます。それでも夫の跡を継いで学園長となり、障害のある子どもたちの教育と福祉に生涯をささげました。
- ねらい:よりよく生きる=楽しく快適に → 苦しみの中でも信念を貫くのが気高さ。苦難と知りながら選んだ道だからこそ、人はくじけずに生きられる
- おすすめの発問:題名の「生きてこそ」の後に、どんなことばが続く?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
生きてこそ―石井筆子の生涯―のあらすじ(どんなお話?)

若い日に世界に羽ばたく夢を抱いた筆子は、結婚後、夫との死別や大火事など度重なる苦難に見舞われます。それでも夫の跡を継いで学園長となり、障害のある子どもたちの教育と福祉に生涯をささげました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「よりよく生きる=楽しく生きる」という考えです。授業の後は、苦しみの中でも信念をもって生きる心の働きに、よりよく生きる喜びがあると実感することがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、苦難への同情か「えらい」で終わりがちです。題名「生きてこそ」の続きを考えると、筆子の弱さと立ち上がりの両方を見ながら、生徒が生きる意味を自分の言葉にします。
4コマで見る「選んだ道」

大変だと知りながら選ぶ道には、くじけない強さが宿ります。筆子の短歌にこめられた覚悟を、職場体験の身近な場面に置きかえました。重い題材なので、小さな苦労から入るのも一つの方法です。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に「よりよく生きる」などのいまの考え、中央に中心発問での話し合い、右に信念をもった生き方をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「生きてこそ―石井筆子の生涯―」【よりよく生きる喜び】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 題名「生きてこそ」の続きを考える
- よりよく生きる喜びは苦しみの中にもある
- 偉人で終わらせず、弱さと立ち上がりを見る
『生きてこそ―石井筆子の生涯―』のよくある質問
Q. 『生きてこそ―石井筆子の生涯―』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「よりよく生きる喜び」です。
Q. 『生きてこそ―石井筆子の生涯―』のあらすじは?
A. 若い日に世界に羽ばたく夢を抱いた筆子は、結婚後、夫との死別や大火事など度重なる苦難に見舞われます。それでも夫の跡を継いで学園長となり、障害のある子どもたちの教育と福祉に生涯をささげました。
Q. 『生きてこそ―石井筆子の生涯―』の授業のねらいは?
A. よりよく生きる=楽しく快適にという考えから、苦しみの中でも信念を貫くのが気高さという考えへ深めることです。授業の前は「よりよく生きる=楽しく生きる」という考えです。授業の後は、苦しみの中でも信念をもって生きる心の働きに、よりよく生きる喜びがあると実感することがゴールです。
Q. 『生きてこそ―石井筆子の生涯―』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「題名の「生きてこそ」の後に、どんなことばが続く?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、苦難への同情か「えらい」で終わりがちです。題名「生きてこそ」の続きを考えると、筆子の弱さと立ち上がりの両方を見ながら、生徒が生きる意味を自分の言葉にします。
Q. 『生きてこそ―石井筆子の生涯―』の板書計画は?
A. 板書は、左に「よりよく生きる」などのいまの考え、中央に中心発問での話し合い、右に信念をもった生き方をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












