勤労の授業が「働くことは大切」の一般論で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、題名の「なる」と最後の「日本一のよびだしになる」をくらべて読み解き、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『おれ、よびだしになる』(中学1年・道徳/勤労)
- あらすじ:五歳で本物のよびだしさんに出会った「ぼく」は、よびだしになると心に決めます。入門後の下積みは厳しく、先輩に何度も注意され、眠れない夜もありました。ある巡業でいい声が出て横綱にほめられ、「日本一のよびだしになる!」と心でさけびます。
- ねらい:働く=つらくても我慢すること → 働く充実は打ちこむからこそ生まれる。楽だからではなく、夢中で打ちこむことが仕事の喜びを生む
- おすすめの発問:五歳の「なる」と最後の「なる」は何がちがう?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
おれ、よびだしになるのあらすじ(どんなお話?)

五歳で本物のよびだしさんに出会った「ぼく」は、よびだしになると心に決めます。入門後の下積みは厳しく、先輩に何度も注意され、眠れない夜もありました。ある巡業でいい声が出て横綱にほめられ、「日本一のよびだしになる!」と心でさけびます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「働くのは大変そう」「我慢するもの」という見方です。授業の後は、働くことの充実は楽だからではなく、打ちこむからこそ生まれると気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「つらい」「うれしい」の気持ち調べになりがちです。題名の「なる」と最後の「なる」をくらべると、あこがれが打ちこむ中で重みを増したことが見え、勤労の充実に目が向きます。
4コマで見る「係の仕事」

最初はやらされていた仕事でも、打ちこむうちに手ごたえが生まれます。だれかの一言で、仕事が「自分の仕事」に変わっていく流れを描きました。
板書計画は3つのエリア

左に「働く」についての今の考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した勤労の考えを書きます。下積みと達成の落差を見せる板書の全体は、note でくわしく紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「おれ、よびだしになる」【勤労】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「働くことは大切」の一般論で終わらせない
- 五歳の「なる」と最後の「なる」をくらべる
- 働く充実は、打ちこむことから生まれる
『おれ、よびだしになる』のよくある質問
Q. 『おれ、よびだしになる』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「勤労」です。
Q. 『おれ、よびだしになる』のあらすじは?
A. 五歳で本物のよびだしさんに出会った「ぼく」は、よびだしになると心に決めます。入門後の下積みは厳しく、先輩に何度も注意され、眠れない夜もありました。ある巡業でいい声が出て横綱にほめられ、「日本一のよびだしになる!」と心でさけびます。
Q. 『おれ、よびだしになる』の授業のねらいは?
A. 働く=つらくても我慢することという考えから、働く充実は打ちこむからこそ生まれるという考えへ深めることです。授業の前は「働くのは大変そう」「我慢するもの」という見方です。授業の後は、働くことの充実は楽だからではなく、打ちこむからこそ生まれると気づけることがゴールです。
Q. 『おれ、よびだしになる』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「五歳の「なる」と最後の「なる」は何がちがう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「つらい」「うれしい」の気持ち調べになりがちです。題名の「なる」と最後の「なる」をくらべると、あこがれが打ちこむ中で重みを増したことが見え、勤労の充実に目が向きます。
Q. 『おれ、よびだしになる』の板書計画は?
A. 左に「働く」についての今の考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した勤労の考えを書きます。下積みと達成の落差を見せる板書の全体は、note でくわしく紹介しています。












