国際貢献の授業が「すごい人だね」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「残された」ではなく「残った」ということばに注目して、肥沼信次の歩みと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ドイツ・ヴリーツェンに眠る日本人医師』(中学2年・道徳/国際理解、国際貢献)
- あらすじ:肥沼信次はドイツに留学し、ナチス政権下でも日本人としての信念を貫きました。戦後、帰国の道もある中でヴリーツェンに残り、国籍を問わず伝染病の人々を救い続けます。その献身は、日本から贈られた桜とともに今も語りつがれています。
- ねらい:国際貢献=特別な人の大きな行い → 誇りをもちつつ国を越えて人を思う。日本人としての誇りと世界への貢献は、矛盾せずにつながる
- おすすめの発問:「残された」ではなく「残った」のはなぜ?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ドイツ・ヴリーツェンに眠る日本人医師のあらすじ(どんなお話?)

肥沼信次はドイツに留学し、ナチス政権下でも日本人としての信念を貫きました。戦後、帰国の道もある中でヴリーツェンに残り、国籍を問わず伝染病の人々を救い続けます。その献身は、日本から贈られた桜とともに今も語りつがれています。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「国際貢献は遠い世界の特別な話」という考えです。授業の後は、肥沼が自分で選んで残った姿から、日本人としての誇りと国を越えた人間愛がつながりうると気づくのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと「えらい」「すごい」で止まりがちです。帰国の道もあったのに「残った」ということばに目を向けると、国際貢献が一人の人間の選択として見えてきます。
4コマで見る「転校生のリナ」

国際理解は、遠い国の話だけではありません。だれかに言われたからではなく、自分で選んで一歩近づくことが、国や言葉のちがいをこえるきずなの始まりになります。
板書計画は3つのエリア

左に「国際貢献は特別な人の話」という今の考え、中央に肥沼が国籍を越えて人々のために尽くせた理由を問う中心発問、右に誇りと貢献のつながりを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「ドイツ・ヴリーツェンに眠る日本人医師」【国際理解、国際貢献】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「残された」ではなく「残った」に注目する
- 誇りと国を越えた人間愛はつながる
- 国際貢献を一人の人間の選択として考える
『ドイツ・ヴリーツェンに眠る日本人医師』のよくある質問
Q. 『ドイツ・ヴリーツェンに眠る日本人医師』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際貢献」です。
Q. 『ドイツ・ヴリーツェンに眠る日本人医師』のあらすじは?
A. 肥沼信次はドイツに留学し、ナチス政権下でも日本人としての信念を貫きました。戦後、帰国の道もある中でヴリーツェンに残り、国籍を問わず伝染病の人々を救い続けます。その献身は、日本から贈られた桜とともに今も語りつがれています。
Q. 『ドイツ・ヴリーツェンに眠る日本人医師』の授業のねらいは?
A. 国際貢献=特別な人の大きな行いという考えから、誇りをもちつつ国を越えて人を思うという考えへ深めることです。授業の前は「国際貢献は遠い世界の特別な話」という考えです。授業の後は、肥沼が自分で選んで残った姿から、日本人としての誇りと国を越えた人間愛がつながりうると気づくのがゴールです。
Q. 『ドイツ・ヴリーツェンに眠る日本人医師』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「残された」ではなく「残った」のはなぜ?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと「えらい」「すごい」で止まりがちです。帰国の道もあったのに「残った」ということばに目を向けると、国際貢献が一人の人間の選択として見えてきます。
Q. 『ドイツ・ヴリーツェンに眠る日本人医師』の板書計画は?
A. 左に「国際貢献は特別な人の話」という今の考え、中央に肥沼が国籍を越えて人々のために尽くせた理由を問う中心発問、右に誇りと貢献のつながりを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。












