「マザー・テレサはえらい人」で授業が終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では題名の「最も悲しむべきこと」を読み解きながら、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『最も悲しむべきことは、病めることでも貧しいことでもなく』(中学2年・道徳/国際理解、国際貢献)
- あらすじ:マザー・テレサは、人にとって最も悲しいのは病や貧しさではなく、「自分は必要とされていない」と思い込むことだと語りました。苦しむ人々に国境や宗教をこえて寄りそい、まわりに「何百人もいる」と言われても、目の前の一人を見放しませんでした。
- ねらい:国際貢献=遠い国の大きな活動 → 目の前の一人をかけがえなく大切にする。人の尊さは数では測れない。目の前の一人を大切にすることが出発点
- おすすめの発問:「必要とされない」はなぜ最も悲しいのだろう?
- 板書:左「中心発問」・中央「数か、一人か」・右「人間の尊厳」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
最も悲しむべきことは、病めることでも貧しいことでもなくのあらすじ(どんなお話?)

マザー・テレサは、人にとって最も悲しいのは病や貧しさではなく、「自分は必要とされていない」と思い込むことだと語りました。苦しむ人々に国境や宗教をこえて寄りそい、まわりに「何百人もいる」と言われても、目の前の一人を見放しませんでした。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、国際貢献を「遠い国での特別な活動」と考えがちです。授業の後は、人の尊さは数では測れず、目の前の一人を大切にすることが国際理解や国際貢献の出発点だと気づくことがゴールです。つらい体験をもつ生徒への配慮も大切にします。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに気持ちを聞くと、「かわいそう」「えらい」で終わりがちです。題名のことばそのものを問うと、人間の尊厳とは何かを、生徒が自分の経験と重ねながら考え始めます。
4コマで見る「ひとりの席」

「人数は足りている」と数で見ると、一人の存在が見えなくなります。ミオのように「あなたが必要」と伝えることは、題名のことばが示す悲しみから人を遠ざける小さな一歩です。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に中心発問、中央に「数で見る」と「かけがえのない一人」の対比、右に国際貢献・人間の尊厳・目の前の一人というキーワードを置きます。発問の流れはnoteの指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「最も悲しむべきことは、病めることでも貧しいことでもなく」【国際理解、国際貢献】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「えらい人」の話で終わらせない
- 題名の「最も悲しむべきこと」を読む
- 人の尊さは数では測れないと気づく
『最も悲しむべきことは、病めることでも貧しいことでもなく』のよくある質問
Q. 『最も悲しむべきことは、病めることでも貧しいことでもなく』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際貢献」です。
Q. 『最も悲しむべきことは、病めることでも貧しいことでもなく』のあらすじは?
A. マザー・テレサは、人にとって最も悲しいのは病や貧しさではなく、「自分は必要とされていない」と思い込むことだと語りました。苦しむ人々に国境や宗教をこえて寄りそい、まわりに「何百人もいる」と言われても、目の前の一人を見放しませんでした。
Q. 『最も悲しむべきことは、病めることでも貧しいことでもなく』の授業のねらいは?
A. 国際貢献=遠い国の大きな活動という考えから、目の前の一人をかけがえなく大切にするという考えへ深めることです。授業の前は、国際貢献を「遠い国での特別な活動」と考えがちです。授業の後は、人の尊さは数では測れず、目の前の一人を大切にすることが国際理解や国際貢献の出発点だと気づくことがゴールです。つらい体験をもつ生徒への配慮も大切にします。
Q. 『最も悲しむべきことは、病めることでも貧しいことでもなく』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「「必要とされない」はなぜ最も悲しいのだろう?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに気持ちを聞くと、「かわいそう」「えらい」で終わりがちです。題名のことばそのものを問うと、人間の尊厳とは何かを、生徒が自分の経験と重ねながら考え始めます。
Q. 『最も悲しむべきことは、病めることでも貧しいことでもなく』の板書計画は?
A. 板書は、左に中心発問、中央に「数で見る」と「かけがえのない一人」の対比、右に国際貢献・人間の尊厳・目の前の一人というキーワードを置きます。発問の流れはnoteの指導案で紹介しています。












