国際貢献の授業が「遠い国の話」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、「もし決まりどおりだったら」と考える切り口から、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『難民とともに』(中学1年・道徳/国際理解、国際貢献)
- あらすじ:日本人として初めて国連難民高等弁務官になった緒方貞子さん。湾岸戦争で行き場を失ったクルド人は「難民」の定義に当てはまりませんでした。緒方さんは、UNHCRの歴史を変えて彼らを保護する決断を下します。
- ねらい:国際貢献=決まりの中での支援 → 仕組みは命と尊厳を守るためにある。遠い国の人も尊重すべき一人として見ることが、国際理解の第一歩
- おすすめの発問:もし決まりどおりなら、何が守られなかった?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
難民とともにのあらすじ(どんなお話?)

日本人として初めて国連難民高等弁務官になった緒方貞子さん。湾岸戦争で行き場を失ったクルド人は「難民」の定義に当てはまりませんでした。緒方さんは、UNHCRの歴史を変えて彼らを保護する決断を下します。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「決まりの範囲で助ければよい」という考えです。授業の後は、決まりは命と尊厳を守るためにあると気づき、世界の人々を尊重する一人として考えることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、緒方さんへの感心で終わり、遠い国の話になりがちです。「もし決まりどおりだったら」と考えると、ルールと命、手段と目的の関係が見え、自分の生活にもつながります。
4コマで見る「図書当番」

決まりは大切ですが、目的を忘れると人を困らせる道具にもなります。「何のための決まりか」を問うことは、遠い国の支援を考えることとも地続きです。
板書計画は3つのエリア

左に「決まりの中で助ける」という今の考え、中央に緒方さんの決断の奥にある考えを問う中心発問、右に国際理解のとらえ直しを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「難民とともに」【国際理解、国際貢献】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「もし決まりどおりだったら」と考えて読む
- 緒方さんへの感心や遠い話で終わらせない
- 仕組みは命と尊厳を守るためにあると気づく
『難民とともに』のよくある質問
Q. 『難民とともに』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「国際理解、国際貢献」です。
Q. 『難民とともに』のあらすじは?
A. 日本人として初めて国連難民高等弁務官になった緒方貞子さん。湾岸戦争で行き場を失ったクルド人は「難民」の定義に当てはまりませんでした。緒方さんは、UNHCRの歴史を変えて彼らを保護する決断を下します。
Q. 『難民とともに』の授業のねらいは?
A. 国際貢献=決まりの中での支援という考えから、仕組みは命と尊厳を守るためにあるという考えへ深めることです。授業の前は「決まりの範囲で助ければよい」という考えです。授業の後は、決まりは命と尊厳を守るためにあると気づき、世界の人々を尊重する一人として考えることがゴールです。
Q. 『難民とともに』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「もし決まりどおりなら、何が守られなかった?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、緒方さんへの感心で終わり、遠い国の話になりがちです。「もし決まりどおりだったら」と考えると、ルールと命、手段と目的の関係が見え、自分の生活にもつながります。
Q. 『難民とともに』の板書計画は?
A. 左に「決まりの中で助ける」という今の考え、中央に緒方さんの決断の奥にある考えを問う中心発問、右に国際理解のとらえ直しを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。












