自然愛護の授業が「生き物がかわいそう」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、最後に出てくる歌う子どもたちに注目して、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ホタルの引っこし』(小学3年・道徳/自然愛護)
- あらすじ:きれいだった川に、せんたくのかすやたんぼのくすりが流れこみ、カメやドジョウはくるしんでいます。ホタルたちは、まだ水がきれいな川上への引っこしを決めます。空いちめんのホタルに子どもたちは歌いますが、ホタルは川上へ飛んでいきました。
- ねらい:自然を大切に=生き物がかわいそう → 生き物のくらしは人のくらしとつながる。知らないうちに、ふだんのくらしが生き物のすみかを変えている
- おすすめの発問:歌う子どもたちは、何に気づいていない?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ホタルの引っこしのあらすじ(どんなお話?)

きれいだった川に、せんたくのかすやたんぼのくすりが流れこみ、カメやドジョウはくるしんでいます。ホタルたちは、まだ水がきれいな川上への引っこしを決めます。空いちめんのホタルに子どもたちは歌いますが、ホタルは川上へ飛んでいきました。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「生き物がかわいそう」という気持ちで止まりがちです。授業の後は、生き物にもくらしがあり、それが人のくらしとつながっていると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと、「かわいそう」を並べて終わりがちです。最後に歌う子どもたちに目を向けると、美しい光景が「さよなら」でもあることに、子どもがお話全体から気づきはじめます。
4コマで見る「メダカのすみか」

生き物のためと思ってしたことが、生き物のくらしを変えてしまうことがあります。メダカの水そうから、人のくらしと生き物のつながりに気づく場面に置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自然とのつながりをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 3年『ホタルの引っこし』【自然愛護】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 歌う子どもたちが見落とされがちなカギ
- 生き物のくらしは人のくらしとつながる
- 場面発問より、見方を変えて全体を問う
『ホタルの引っこし』のよくある質問
Q. 『ホタルの引っこし』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 小学3年の道徳の教材で、内容項目は「自然愛護」です。
Q. 『ホタルの引っこし』のあらすじは?
A. きれいだった川に、せんたくのかすやたんぼのくすりが流れこみ、カメやドジョウはくるしんでいます。ホタルたちは、まだ水がきれいな川上への引っこしを決めます。空いちめんのホタルに子どもたちは歌いますが、ホタルは川上へ飛んでいきました。
Q. 『ホタルの引っこし』の授業のねらいは?
A. 自然を大切に=生き物がかわいそうという考えから、生き物のくらしは人のくらしとつながるという考えへ深めることです。授業の前は「生き物がかわいそう」という気持ちで止まりがちです。授業の後は、生き物にもくらしがあり、それが人のくらしとつながっていると気づくことがゴールです。
Q. 『ホタルの引っこし』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「歌う子どもたちは、何に気づいていない?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと、「かわいそう」を並べて終わりがちです。最後に歌う子どもたちに目を向けると、美しい光景が「さよなら」でもあることに、子どもがお話全体から気づきはじめます。
Q. 『ホタルの引っこし』の板書計画は?
A. 板書は、左に子どもの「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に自然とのつながりをとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












