日本の伝統と文化の授業が「日本はすばらしい」で終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、見落とされがちなホストマザー・ソニアの問いに目を向けて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『さよなら、ホストファミリー』(中学1年・道徳/我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度)
- あらすじ:英語が得意な知子は、ソニアから日本のことやあなた自身の日本について聞かれ、うまく答えられません。英語が苦手な麻紀は、絵や写真で懸命に自分を伝え、カレンと信頼を築いていました。知子は、日本人としての自覚と伝える努力の不足に気づきます。
- ねらい:交流=英語が話せればできる → 交流は自分の国を知り伝えることから。自国の伝統や文化を知ることが、他国の人と対等に向き合う土台になる
- おすすめの発問:ソニアが知りたかった「あなたの日本」とは?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
さよなら、ホストファミリーのあらすじ(どんなお話?)

英語が得意な知子は、ソニアから日本のことやあなた自身の日本について聞かれ、うまく答えられません。英語が苦手な麻紀は、絵や写真で懸命に自分を伝え、カレンと信頼を築いていました。知子は、日本人としての自覚と伝える努力の不足に気づきます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「英語ができれば分かり合える」という見方です。授業の後は、他国の人と対等に交流するには、自分の国の歴史や伝統、文化を知り、伝えようとする姿勢が必要だと気づけることがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに知子の気持ちを聞くと、英語力の話に流れがちです。ソニアの問いの意味を考えると、それが敵意ではなく敬意だと見え、自分は日本を語れるかという問いが生まれます。
4コマで見る「留学生の質問」

当たり前の行事ほど、聞かれるとうまく説明できないものです。自分の国のことを知ろうとすると、伝えたい中身が生まれ、相手との交流も深まります。
板書計画は3つのエリア

左に「外国の人と分かり合うには」の今の考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。知子と麻紀の対比を見える形にする板書の全体は、note でくわしく紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学1年「さよなら、ホストファミリー」【我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 「日本はすばらしい」で終わらせない
- ソニアが知りたかったことを問う
- 自国を知り伝えることが交流の土台になる
『さよなら、ホストファミリー』のよくある質問
Q. 『さよなら、ホストファミリー』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学1年の道徳の教材で、内容項目は「我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度」です。
Q. 『さよなら、ホストファミリー』のあらすじは?
A. 英語が得意な知子は、ソニアから日本のことやあなた自身の日本について聞かれ、うまく答えられません。英語が苦手な麻紀は、絵や写真で懸命に自分を伝え、カレンと信頼を築いていました。知子は、日本人としての自覚と伝える努力の不足に気づきます。
Q. 『さよなら、ホストファミリー』の授業のねらいは?
A. 交流=英語が話せればできるという考えから、交流は自分の国を知り伝えることからという考えへ深めることです。授業の前は「英語ができれば分かり合える」という見方です。授業の後は、他国の人と対等に交流するには、自分の国の歴史や伝統、文化を知り、伝えようとする姿勢が必要だと気づけることがゴールです。
Q. 『さよなら、ホストファミリー』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「ソニアが知りたかった「あなたの日本」とは?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに知子の気持ちを聞くと、英語力の話に流れがちです。ソニアの問いの意味を考えると、それが敵意ではなく敬意だと見え、自分は日本を語れるかという問いが生まれます。
Q. 『さよなら、ホストファミリー』の板書計画は?
A. 左に「外国の人と分かり合うには」の今の考え、中央に中心発問での話し合い、右にとらえ直した考えを書きます。知子と麻紀の対比を見える形にする板書の全体は、note でくわしく紹介しています。












