「ばれなければいい」という本音を、授業でどう扱うか迷っていませんか。この記事では、見落とされがちな相手校の佐藤君に目を向けて、お話の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『タッチアウト』(中学2年・道徳/自主、自律、自由と責任)
- あらすじ:捕手の「僕」は、決勝の最終回、本塁での衝突でミットからボールを落としていました。ところが判定はアウトで、チームは勝ちます。相手校の佐藤君に笑顔で手を差し出され、「僕」は本当のことを言い出せずにうつむきます。
- ねらい:正直=ばれたら困るから → 自分の良心に恥じない自分でいる。誰も見ていなくても、自分の心の物差しで判断し責任をもつ
- おすすめの発問:佐藤君の笑顔は、「僕」に何を問うた?
- 板書:左「中心発問」・中央「ばれない⇔良心」・右「自律と誠実さ」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
タッチアウトのあらすじ(どんなお話?)

捕手の「僕」は、決勝の最終回、本塁での衝突でミットからボールを落としていました。ところが判定はアウトで、チームは勝ちます。相手校の佐藤君に笑顔で手を差し出され、「僕」は本当のことを言い出せずにうつむきます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は「ばれるのがこわいから正直にする」という考えです。授業の後は、ルールに反していなくても良心はごまかせないと気づき、自分の物差しで判断し責任をもつ自律の心を見つめるのがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

場面ごとに聞くと「つらい」「言えない」が並び、「正直に言おう」で終わりがちです。負けた佐藤君の笑顔に目を向けると、相手の誠実さが良心を刺す重さと、自律の心のもとが見えてきます。
4コマで見る「だれも見ていない」

だれにも見られていないと、「まあいいか」と思うのは自然なことです。相手のまっすぐな言葉にふれたとき、自分の中の良心の声に気づき、ごまかさない判断につながります。
板書計画は3つのエリア

左に中心発問、中央に「ばれなければいい」と「良心に恥じない自分」の対比、右に自律・良心・誠実さのキーワードを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学2年「タッチアウト」【自主、自律、自由と責任】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 見落とされがちな佐藤君の笑顔から考える
- 「ばれなければいい」の苦しさに目を向ける
- 自分の心の物差しで判断し、責任をもつ
『タッチアウト』のよくある質問
Q. 『タッチアウト』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学2年の道徳の教材で、内容項目は「自主、自律、自由と責任」です。
Q. 『タッチアウト』のあらすじは?
A. 捕手の「僕」は、決勝の最終回、本塁での衝突でミットからボールを落としていました。ところが判定はアウトで、チームは勝ちます。相手校の佐藤君に笑顔で手を差し出され、「僕」は本当のことを言い出せずにうつむきます。
Q. 『タッチアウト』の授業のねらいは?
A. 正直=ばれたら困るからという考えから、自分の良心に恥じない自分でいるという考えへ深めることです。授業の前は「ばれるのがこわいから正直にする」という考えです。授業の後は、ルールに反していなくても良心はごまかせないと気づき、自分の物差しで判断し責任をもつ自律の心を見つめるのがゴールです。
Q. 『タッチアウト』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「佐藤君の笑顔は、「僕」に何を問うた?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。場面ごとに聞くと「つらい」「言えない」が並び、「正直に言おう」で終わりがちです。負けた佐藤君の笑顔に目を向けると、相手の誠実さが良心を刺す重さと、自律の心のもとが見えてきます。
Q. 『タッチアウト』の板書計画は?
A. 左に中心発問、中央に「ばれなければいい」と「良心に恥じない自分」の対比、右に自律・良心・誠実さのキーワードを置きます。板書の全体は、note の指導案で紹介しています。












