寛容の授業が「どちらが正しいか」の言い合いで終わってしまう、となやんでいませんか。この記事では、兄と弟の言い分をくらべる切り口で、教材の流れと授業のゴールを図でまとめます。
この記事のポイント(30秒で)
- 教材:『ある和菓子店』(中学3年・道徳/相互理解、寛容)
- あらすじ:百年続く和菓子店を営む兄弟の意見が食い違っています。兄は和菓子の技術と伝統を守りたいと考え、弟は店を続けるために新しい挑戦が必要だと考えています。教材は、二人の考えをどう思うかを読み手に問いかけます。
- ねらい:寛容=どちらかにゆずること → 認め合うと新しい価値が生まれる。同じ願いに目を向けると、方法の違いを生かし合える
- おすすめの発問:兄と弟の言い分をくらべると、同じところはどこ?
- 板書:左「いまの考え」・中央「中心発問で深める」・右「価値をとらえ直す」の3分割
書いた人:キッシュ先生(元小学校教師16年。道徳の指導案をnoteで約4,000本公開)
ある和菓子店のあらすじ(どんなお話?)

百年続く和菓子店を営む兄弟の意見が食い違っています。兄は和菓子の技術と伝統を守りたいと考え、弟は店を続けるために新しい挑戦が必要だと考えています。教材は、二人の考えをどう思うかを読み手に問いかけます。
ねらい(この授業のゴール)

授業の前は、どちらが正しいかを決める考えになりがちです。授業の後は、互いの考えや立場を認め合うことで、伝統と挑戦の両方から新しい価値が生まれると気づくことがゴールです。
発問のコツ(若い先生がやりがちなこと)

一人ずつの気持ちを聞くと、どちらの味方かの話になりがちです。二人の言い分をくらべると、同じ目標をもちながら方法でぶつかっていることや、相手を決めつけていることが見えてきます。
4コマで見る「文化祭の出し物」

意見がぶつかると、相手の人柄まで決めつけてしまうことがあります。同じ願いに気づくと、方法の違いは力を合わせる材料になります。兄と弟の対立を、文化祭の話し合いに置きかえました。
板書計画は3つのエリア

板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に相互理解・寛容をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。
授業の流れ・発問・板書計画をそのまま使いたい先生へ
noteで、この教材の授業づくりを1時間分まとめて解説しています。中心発問と問い返し、45分の流れと導入の台本、テーマ型の発問15個以上、板書計画(画像つき)まで、そのまま授業で使えます。
▶ 中学3年「ある和菓子店」【相互理解、寛容】の指導案と発問はこうする!
教材の見方の部分は無料で読めます。
まとめ
- 兄と弟の言い分をくらべて共通点を探す
- 対立の奥に、同じ店を守る願いがある
- 認め合うと、新しい価値が生まれる
『ある和菓子店』のよくある質問
Q. 『ある和菓子店』は何年生・どの内容項目の教材ですか?
A. 中学3年の道徳の教材で、内容項目は「相互理解、寛容」です。
Q. 『ある和菓子店』のあらすじは?
A. 百年続く和菓子店を営む兄弟の意見が食い違っています。兄は和菓子の技術と伝統を守りたいと考え、弟は店を続けるために新しい挑戦が必要だと考えています。教材は、二人の考えをどう思うかを読み手に問いかけます。
Q. 『ある和菓子店』の授業のねらいは?
A. 寛容=どちらかにゆずることという考えから、認め合うと新しい価値が生まれるという考えへ深めることです。授業の前は、どちらが正しいかを決める考えになりがちです。授業の後は、互いの考えや立場を認め合うことで、伝統と挑戦の両方から新しい価値が生まれると気づくことがゴールです。
Q. 『ある和菓子店』の発問はどうすればいいですか?
A. 場面ごとに気持ちを聞くだけだと、答えが同じようになりがちです。「兄と弟の言い分をくらべると、同じところはどこ?」のように、お話全体を見て考える問いがおすすめです。一人ずつの気持ちを聞くと、どちらの味方かの話になりがちです。二人の言い分をくらべると、同じ目標をもちながら方法でぶつかっていることや、相手を決めつけていることが見えてきます。
Q. 『ある和菓子店』の板書計画は?
A. 板書は、左に生徒の「いまの考え」、中央に中心発問での話し合い、右に相互理解・寛容をとらえ直すことばを置く3つのエリアです。くわしい板書と発問の順番はnoteで紹介しています。












